「ユウキは現状のF1ドライバー陣の中位で戦える実力の持ち主だと証明した」レーシングブルズ最高幹部が電撃参戦で予選12番手の角田裕毅を絶賛…本人は「まるで夢のよう」
同メディアは同時に解説者のアレックス・ジャック氏のコメントも伝えた。
「今季のマシンは今までとすべてが違っている。やや小さくなり、より機敏になり、ホイールベースも違い、ダウンフォースも少なく、さらに新しいパワーユニットによる難しいエネルギー管理も加わっている。まさに未知の洗礼のような体験が続いた中で、角田は私たちを驚かせるペースを刻み続けた」
英国のスポーツ専門放送局『sky sports』でF1解説者を務める、元レーシングドライバーのアンソニー・デビッドソン氏は角田をこう称えている。
「新しいマシンに乗り込んだローソンには感心させられる。しかし、角田は新しいマシンを乗りこなしているだけでなく、彼がこれまでのF1で経験していない、まったく新しい規則に適応している。決勝で入賞してポイントを獲得すれば、彼がグリッドを得るのに相応しいドライバーであると証明されるだろう」
さらに前出のF1公式サイトはレーシングブルズの最高技術責任者、ティム・ゴス氏が角田を称賛するコメントを伝えている。
「角田は引き続き素晴らしい仕事を続けていて、この新しいタイプのマシンの複雑さを驚くほど早く理解している。そしてQ2での結果から見て、現状のF1ドライバー陣の中位で戦える実力の持ち主だと証明した」
角田に対しては初日を終えた時点で、レーシングブルズのチームプリンシパルを務めるアラン・パーメイン氏も「この状況を考えれば、本当に素晴らしい仕事をしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。そしてハジャーの回復次第では、今回限りのレース復帰となる可能性もある角田は、フラッシュインタビューをこう締め括っている。
「ペースは悪くないし、マシンのパフォーマンスも良い。さらにガレージのサポート、そして僕自身のすべてが自然と良い結果につながっている。スターティンググリッドからポイントを獲得できる入賞圏内まであと一歩なので、決勝では最大限にプッシュしていきたい。今から本当にワクワクしている」
角田はレッドブルのセカンドドライバーだった昨季の第23戦、カタールGPで10位入賞を果たした直後の12月2日に5年間守ってきたF1シートを失い、同時にリザーブ兼テストドライバーへの降格を受け入れた。
2027年のF1復帰を見すえる決断を下してから8カ月あまり。レッドブル及びレーシングブルズのシートが変わりないと見られる中で、スポットでの今季参戦で入賞という快挙を介して、実力と存在感を他チームへアピールできるのか。角田のF1への生き残りもかかるオランダGP決勝は日本時間の今日22日午後10時から行われる。

