なぜ?「どんな基準で選んだか伝わってこない」U-18代表に優勝の智弁和歌山から一人で織田翔希は選出も“BIG4”の高部陸、菰田陽生らプロ注目選手が漏れる異常事態?!
「どんな基準で選んだのかが伝わってこない。もちろんプロの目から見る基準と台湾でのU18アジア野球選手権大会で勝ちにいく岡田監督(履正社から現在は東洋大姫路監督)の判断基準は違っていて当然。15人がU-18の代表合宿に呼ばれているメンバーなのでそこである程度固まっていたのかもしれない。もしかすると私たちの知らない怪我などがあるのかもしれないので、あくまでも推測の域は出ないが、ただ同じ左腕ならば、故障の影響からか成長の姿が見れなかった沖縄尚学の末吉よりも、完成度が高く先発だけでなくブルペンでも起用のできる聖隷クリストファーの高部を選ぶべきだろう。また二刀流の菰田も怪我が大丈夫なら代表に選ばれてしかるべき選手。勝利ということに基準を置くなら、足があり投手もできて相手の隙をついてディレードタッチアップや三盗を決めてムードメーカーにもなった花巻東の外野手の赤間史弥は入れるべきだったと思う」
松井氏は、特にBIG4のうちの高部と菰田の落選、そして外野の枠に限りがあったとはいえ、打率.357、4盗塁、出塁率.457の成績を残した花巻東の赤間、仙台育英の通算25本塁打を誇る外野手の田山纏のメンバー漏れに疑問を呈した。
センバツで手首を骨折した超大型二刀流の菰田は、山梨大会の1回戦で豪快な一発を放ったものの投手としては、2試合に1イニングずつを投げたただけで、準決勝では、菰田が延長戦に決勝点を奪われ甲子園切符を逃した。まだ万全な状態ではないのかもしれない。
また投手では、大分商の152キロ右腕で二刀流の平田玲翔、社の150キロ右腕の岩井秀耶、3試合で防御率1.71と抜群の安定感を示した有明の左腕、冨岡琥希らも選から漏れた。
ただ一方で大砲タイプである花巻東の古城大翔、履正社の辻竜太郎ら大型内野手が選ばれなかったことに対しては松井氏は理解を示した。2人ともに父が元プロ野球選手のサラブレッドだ。
「古城も辻も、パワーとバットスイングスピードを含めて素材的には将来性を感じさせるが、対応力という点では物足りない。今流行のバレルゾーンを意識した打法から一皮むけていく成長は感じられなかった。彼らの一発に期待するよりも、全員で得点を奪い、勝ちにいく野球にシフトするのは当然の選択だったのかもしれない」
各チームの主将が6人も入った。
「U18アジア野球選手権大会」は9月7日から13日まで台湾の台北市で開催され、地元のチャイニーズ・タイペイ、韓国など、8か国によって争われる。まずグループ戦が行われ、日本はフィリピン、香港、スリランカと同組に入った。また8月29日に神宮球場で大学日本代表との壮行試合が行われる。

