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井上尚弥のトレーナーを務める太田光亮氏の長男の蓮久斗君がJCL大会で1回TKOデビューを飾った
井上尚弥のトレーナーを務める太田光亮氏の長男の蓮久斗君がJCL大会で1回TKOデビューを飾った

「井上尚弥さんを超えたい」“モンスターのパンチを最も受けた男”の長男である太田蓮久斗君がジュニアチャンピオンズリーグ開幕戦で戦慄の1ラウンドTKOデビュー!

 すでに未来図も描いている。
「井上尚弥さんを超えることです」
 夢は大きい。
「筋肉をつけて、力をつけて、将来的に階級をアップしたいんです。マイク・タイソンのように日本人が活躍していない重い階級で世界を獲るのが夢。75キロくらいにはしたいですかね?」
 そこはスーパーミドル級。確かに過去に日本人世界王者のいない不毛の階級だが、スリムで、長身という今の体形を生かすのなら、いらない筋肉を付けずにフェザー級くらいを主戦場するのが理想だろう。
 理想のスタイルは、もちろん「井上選手のように近距離でも遠い距離でもどちらでもできるスタイル」で「プロの世界でKOは簡単にはできない。甘くない。まず勝利をつかんでKOしたいです」と現実的だ。
 中学を卒業すると、ボクシング部のある高校へ進学してアマ経験を積み、卒業と同時にプロ転向したいという。
「五輪よりもプロ。世界王者になるには早い方がいいと思うんです。その方が凄く目立ちやすい」
 イケメンの甘いマスクの目を輝かせた。
 父が言う。
「センスよりも大事なのは努力。井上尚弥を見ているのでよくわかります。今後、努力を続けられるかどうかでしょう」
 次の2回戦は6月29日(立川立飛アリーナ)。7月26、27日(同場所)の東日本地区大会の決勝を経て、全国大会は9月7日の後楽園ホール。
「自信はあります。優勝したい」
 10年後が楽しみな金の卵。
 ボクシングファンは太田蓮久斗の名前を覚えておいた方がいいのかもしれない。
(文責・本郷陽一/ROSNPO、スポーツタイムズ通信社)

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