• HOME
  • 記事
  • モータースポーツ
  • 激震レッドブルが角田裕毅の“不振脱却”緊急会議!25日開幕のベルギーGPへ向けてスポーツ心理学者がサポ―ト…メンタル面に“メス”
不振脱却のため角田裕毅をスポーツ心理学者がサポート(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
不振脱却のため角田裕毅をスポーツ心理学者がサポート(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

激震レッドブルが角田裕毅の“不振脱却”緊急会議!25日開幕のベルギーGPへ向けてスポーツ心理学者がサポ―ト…メンタル面に“メス”

 昨季の実績にシューマッハ氏の指摘を踏まえてレッドブルにおける突然の代表交代を同メディアは次のように結論づけている。
「メキース新代表はレーシングブルズで角田と厚い信頼関係を築いて仕事をした経験があり、日本人ドライバーから最大限のパフォーマンスを引き出す方法も理解している。お互いをよく知っている点で、間違いなく歓迎すべき交代となる」
 ホーナー氏が突如として解任された理由は、現時点でも明かされていない。海外メディアは昨年2月の告発とともに明らかになった女性スキャンダルや内部抗争、チームのパフォーマンスの低迷、そしてフェルスタッペン陣営との確執などが総合的に絡み合ったものと報じている。内部抗争には同じ2005年にレッドブル入りしたマルコ氏を、ホーナー氏が追放しようとしていたとも報じられた。
 そのマルコ氏はレッドブルの公式インスタグラムに投稿された動画のなかで、ホーナー前代表の解任後で初めてコメントを発表した。
「20年以上もの長い間にわたって、一緒に働いてきたクリスチャンに心から感謝したい。私たちはこの間、数え切れないほどの優れた成果を共有してきた。私たちは2人のドライバーズ王者を含めて、数多くのグランプリウィナーの育成を支援してきた。それはこれからも変わらない。今季はまだ半分の12レースを残している。数字的に可能性がある限り、私たちはドライバーズ王者の獲得を目指して戦い続けていく」
 英国GPでも1・2フィニッシュを達成するなど、絶好調のマクラーレン勢を3位で追うフェルスタッペンを援護していくためにも、角田の復調は欠かせない。発覚した水面下での緊急会談や、スポーツ心理学者の派遣はその一環となる。
 マルコ氏は日本GP前に「今季いっぱいは裕毅のシートは安泰だ」と明言。不振に陥った角田の今季途中での解任を問われると「今交代させてもまったく意味がない」と一蹴した。同氏はさらにドイツのモータースポーツ専門メディア『SPEED WEEK』で、25日に開幕する次戦のベルギーGPへ向けたプランも明かしている。
「新しいパーツをマシンに搭載する。それがプラス効果をもたらすことを願っている」
 今度は角田がマルコ氏、新体制になったレッドブルの期待に応える番となる。今季限りでのレッドブル解雇だけでなく、来季のF1でシートを失うおそれもあると報じられている角田にとって、メンタル面でのリフレッシュを終えて臨む“夏休み”明けの後半戦は、キャリアの上でも自身の運命を左右する重要な戦いになってくる。

関連記事一覧