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レッドブル角田裕毅がフリー走行2回目で7番手に食い込む健闘を見せた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブル角田裕毅がフリー走行2回目で7番手に食い込む健闘を見せた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「(上位に)離され過ぎているが改善点がわかったのが収穫」角田裕毅がオランダGPフリー走行2回目で“逆襲”の7番手…来季の去就決定時期を“重鎮”マルコ氏が「9月か10月」と明言

 F1の今季第15戦のオランダGPが29日に開幕し、レッドブルの角田裕毅(25)がフリー走行2回目(FP2)で7番手のタイムをマークした。16番手だった同1回目(FP1)からタイムを大きく伸ばし、エースのマックス・フェルスタッペン(27、オランダ)に0秒317差に迫った角田は、「自信を築けた」と不振脱出への手応えと共に、「ちょっと(上位に)離され過ぎている」と貪欲に不満を口にした。角田の来季の去就に関しては、残りレースで決定することがレース前日に明らかになったが、チームのモータースポーツアドバイザーを務める重鎮ヘルムート・マルコ氏(82、オーストリア)は、その期限について「9月か10月には」と明言した。

 FP1ではストロールが角田に「こいつ何やってんだ?」と激怒

 何度も浮かべた穏やかな笑顔が、角田の手応えを物語っていた。
 F1公式サイトが伝えたオランダGP初日のセッション終了後に応じたフラッシュインタビュー。FP2で7番手のタイムをマークした角田は、インタビュアーから「外から見ていて、マシンの操作に大きな自信を持っているように見えた。それは公平な評価と言っていいか」と質問されると大きくうなずいた。
「長いサマーブレイク明けで、1日を通してスムーズに自信を築けた。それが一番大事だし、このユニークなサーキットを楽しめた点で確かに満足している」
 FP2で17番手だった角田は、残り時間が22分あまりとなった段階でのタイムアタックで1分10秒795をマーク。ルイス・ハミルトン(40、英国)とシャルル・ルクレール(27、モナコ)のフェラーリ勢の間に6番手で割り込んだ。
 直後のタイムアタックで、フェルスタッペンが1分10秒478をマークして5番手に浮上する。7番手へ後退した角田だったが、絶対的エースとのタイム差はチームが目標として課してきた「0秒3」に迫る0秒317だった。
 対照的にFP1では1分12秒126で16番手に沈んだ。セッション序盤にはスピンを喫して緊急ピットイン。終盤にはタイムアタック中の進路をふさいだとして、アストンマーティンのランス・ストロール(26、カナダ)を「一体、こいつは何やってんだ!」と激怒させた。それでも角田は「正直に言えば、FP1でもかなりいいスタートを切れた」とこう続けた。
「その後はいくつか問題があったけど、マシンのパフォーマンスを引き出すときや追求するときにはどうしても起こり得ること。理想的ではなかったのは確かだけど、少なくともマシンの限界点は把握できたし、もう少し調整してまとめられればと思っていたなかで、マシンにいくつか変更を加えたFP2のショートランはよかったと思う」
 自身の去就が決まる後半戦がスタートした。約4週間のサマーブレイク中にローラン・メキース新代表(48、フランス)及びマルコ氏と話し合いの場を持った角田は、オランダGPの開幕を前にして合意した内容を明かしている。
「どのくらいの期間で、いいパフォーマンスを見せられるか。その上で来季の契約をどのようにするのかを決める、という点でお互いに合意しました」
 肝心の期間に関しては明言されなかったが、残りレースの内容次第では、残留の可能性があることが決定したのだ。

 

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