
「とても奇妙な結果だ」角田裕毅がオランダGP予選でミスがないのに12位に沈み困惑…来季残留をかけたレース第1弾でQ3進出逃し「もはや残留はありえない」と英専門メディア
レーシング・ブルズを含めた4つのシートで、フェルスタッペンの残留だけが決まっている来季へ向けて、チームのモータースポーツアドバイザーを務める重鎮のマルコ氏は、今季前半戦で衝撃を与えたハジャーの昇格を推しているとされる。
しかし、ハジャー自身もサマーブレイク前の5戦で入賞わずか1回、それも10位と精彩を欠いた。そうした状況下で、角田はローラン・メキース新代表(48、フランス)及びマルコ氏と協議の場を持ち、今後のレースの結果と内容次第で今季限りで契約が満了するレッドブルとの来季去就を決めることで合意に達した。
「どのくらいの期間で、いいパフォーマンスを見せられるか。その上で来季の契約をどのようにするのかを決める、という点でお互いに合意しました」
前出の『motorsport.com』によると、角田の残留か、退団かを決めるその時期についてマルコ氏は「あと数回のレース結果や内容をチェックした後の9月か10月には、最終的な決定を下したいと考えている」と明かしている。
今後のF1スケジュールを見れば、9月にイタリアとアゼルバイジャンGPが、10月にはシンガポールとアメリカ、メキシコGPが開催される。オランダGPを含めて、角田に残されたチャンスは最大で6戦。そしてあくまでも公式予選を終えた段階ながら、運命の9月へ突入する前にハジャーと角田が明暗を大きく分けた。
英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』は、レッドブル及びレーシング・ブルズのリザーブドライバーを務める期待の逸材、アービッド・リンドブラッド(18、英国)の存在をあげながら、角田に関して「もはや残留はありえない」とこう伝えた。
「リンドブラッドがローソンとのチームで、レーシング・ブルズで来季のF1に参戦するのに疑いの余地はない。それがマルコが思い描く目標であり、必然的にハジャーがレッドブルへ昇格する。そのためには誰か一人が外れなければいけない。現時点でレッドブルが角田を引き留める可能性は極めて低く、彼は他のチームで新しいシートを探す必要が出てくる。ただ、選択肢は著しく限られている」
もちろん、オランダGPはまだ終わっていない。フェルスタッペンとほぼ同じ仕様のマシンを初めて持つ状況を前向きにとらえながら、決勝を見すえる角田のコメントを、F1公式サイトが伝えている。
「データをしっかり確認する必要があるけど、フリー走行ではマックスとかなり競り合えていた。自分の伸びている点と弱点の両方がわかる状況をポジティブに感じるし、だからこそ決勝はポイント獲得圏内に入れるようにベストを尽くす」
角田は12番手から逆襲し、8戦ぶりとなる入賞及びポイント獲得を果たすことができるのか。注目の決勝は日本時間31日22時にスタートする。