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  • 井上尚弥vsピカソの12.27サウジ「ナイト・オブ・ザ・サムライ」が電撃発表…中谷潤人の転級初戦、拳四朗のIBF世界Sフライ級戦、堤駿斗のWBA暫定王座挑戦など豪華「6対6マッチ」
12.27サウジでの「ナイト・オブ・ザ・サムライ」の開催が発表された。メインは井上尚弥vsピカソだ(トゥルキ・アルシェイク長官のXより引用)
12.27サウジでの「ナイト・オブ・ザ・サムライ」の開催が発表された。メインは井上尚弥vsピカソだ(トゥルキ・アルシェイク長官のXより引用)

井上尚弥vsピカソの12.27サウジ「ナイト・オブ・ザ・サムライ」が電撃発表…中谷潤人の転級初戦、拳四朗のIBF世界Sフライ級戦、堤駿斗のWBA暫定王座挑戦など豪華「6対6マッチ」

 

 また7月にリカルド・ラファエル・サンドバル(米国)に僅差の1-2判定で敗れてWBC&WBA世界フライ級王座から陥落していた拳四朗は、再起戦で即、1階級上のIBF世界スーパーフライ級王者のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑む。3階級制覇への挑戦の意向は、これまでも口にしていた。
 ガルシアは、レネ・カリスト(メキシコ)と2度王座決定戦を戦い、1度目はドロー、再戦で2-1の僅差判定で勝利した35歳のベテランだ。
 また元OPBF東洋太平洋フェザー級王者でWBA世界スーパーフェザー級3位の堤駿斗も、WBA世界同級暫定王者のジェームス・ディケンズ(英国)に挑む。
 堤駿斗は5月に「リヤドシーズン」とスポンサー契約を結び、8月にリヤドデビュー。その世界前哨戦でカイス・アシュファク(英国)を3回TKOで下している。
 現在WBAの正規王者はラモント・ローチ(米国)だが、12月にWBC世界スーパーライト級暫定王者のイサック・クルス(メキシコ)へ挑戦する話が進んでいるため、英BBCによると、ディケンズが正規王者に昇格し、堤駿斗はWBAの正規タイトルへ挑戦できる可能性があるという。
 ディケンズは34歳のベテランサウスポー。前戦ではロシアの強豪アルベルト・バティルガジエフを倒して暫定王座を奪っている。
 アマチュア9冠の弟の麗斗も、抜擢され、レオバルド・クインタナ(メキシコ)と対戦する。堤兄弟の揃い踏みだ。麗斗は、兄より先にアルシェイク長官の目に留まり、今年5月に米ニューヨークのメガイベントでデビューし、9月13日には、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)対テレンス・クロフォード(米国)の世紀の一戦のアンダーカードに登場してTKO勝利している。
 また14日に名古屋で日本ライト級王者となった今永虎雅(大橋)も抜擢を受け、WBA世界同級4位のアルマンド・マルティネス(キューバ)と対戦する。
 30歳のマルティネスは16戦無敗で15KOの強打を誇るアマ王国キューバの強豪。ノンタイトル戦だが、世界戦並みのチャレンジングなマッチメークだ。
 現時点で発表されたカードは「6対6」だが、今後さらにカードが増える可能性もあるという。日本のサムライ達が、サウジのリングから世界へ向けてどんなメッセージを発信するか今から楽しみである。

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