
平岡アンディが33年ぶり4人目の歴史的偉業に挑む…「快挙を成し遂げたい」11.14米国マイアミでガーボンダvsポール異色マッチの“セミセミ”でWBA世界Sライト級王者ラッセルに挑戦
だが、スピードとステップワークだけで対処できる相手ではない。
打ち合わねばならない場面も出てくる。
「もちろんそういう場面は出てくる。準備はしている、そうなればもっとエキサイティングなファイトになる。KOは自然に出るもの。判定だとしてもポイントで譲らないような形にしないと敵地なので。どちらが倒れる試合になると思う」
平岡は「やるかやられるか」の激闘も覚悟している。
佐々木尽が、失神TKO負けしたノーマン戦を見て「世界の重量級のレベルが高いと改めて思った」とも言う。
大橋会長は「攻撃に力はあるが、単調な攻めなのでやりやすい。絶対に勝てる相手だと思う」と見ている。アマエリートらしく、ジャブ、ワンツーが主体で攻撃はワンパターン。そこに攻略の糸口はあるのかもしれない、勝てば“大番狂わせ”といっていいだろう。
今回の興行のメインは、“最凶”のタンクが、体重差が30キロ以上あるユーチューバーを倒せるかどうかが話題の異色のエキシビションマッチである。賛否はあるが、すでに全米では大きな注目を集めており、昨年11月に元ヘビー級王者のマイク・タイソン(米国)とポールの異色マッチを配信したネットフリックスが配信する。
タイソンーポールで1億800万人の視聴があったネトフリが二匹目のどじょうを狙って今回ものっかった。
平岡の世界戦は“セミセミ”の予定で、もしそこで大番狂わせを起こせば、世界的な反響を得る可能性がある。
「そんなイベントではあるが、ネトフリもあり注目してもらえるカード。ワクワクしている」
平岡は、国内で海外からのパートナーを呼び、調整を進め、2週間から10日前に決戦の地のマイアミに飛ぶ予定。
平岡の世界戦は11月14日(日本時間15日)で、11月24日には井上拓真がWBC世界バンタム級王座決定戦で那須川天心(帝拳)と対戦して、12月27日には、井上尚弥がサウジアラビアでWBC1位のアラン・ピカソ(メキシコ)の挑戦を受ける。
「しっかりと勝って、拓真さん、尚弥さんへつなぎたい」
大橋軍団の実りの秋の先陣を白星で切る覚悟だ。