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ドジャースの佐々木朗希が2度目のリリーフ登板でマリナーズの“60発男”ローリーを三球三振に仕留める(資料写真:Creative 2/アフロ)
ドジャースの佐々木朗希が2度目のリリーフ登板でマリナーズの“60発男”ローリーを三球三振に仕留める(資料写真:Creative 2/アフロ)

「ベンチへ戻る際に動揺していた」佐々木スプリット3連投の“60発男”三球三振斬りが米メディアやSNSで大反響…2度目救援成功でロバーツ監督が称えたのは「ロウキが見せた…」意外な一面

 

 これまでの佐々木は能面のように無表情だったが、負傷者リストから復帰して即リリーフ起用され、1イニングを3人でピシャリと抑えた2日前のダイヤモンドバックス戦からは、マウンド上でもベンチでも感情表現が豊かになっていた。ロバーツ監督はそこに成長を見てとったのだ。
「4月だったらああはならなかった。今は日本で投げていたときのような制球を取り戻して速球も本来の威力を発揮している。スプリットもゾーンから鋭く落ちて、理想的な形になっている。今の彼は別人だ。自信をもち、球質も体の状態もすべてが整っている」
 残り2試合あるが、リリーフテストはこれで終了。ポストシーズンのブルペンの切り札として起用する考えだという。
 米メディア、SNSからも称賛の声が相次いだ。
 米スポーツサイト「クラッチポイント」は、「佐々木ロバーツにもロングリリーフオプションを提供し、貴重なブルペン資産となっている」と評価。同じく米スポ―ツサイト「エッセンシャリ―スポーツ」はゼネラルマネージャーのブランドン・ゴームズ氏の「これこそ、我々が過去に見てきて、本当にワクワクしている彼だ」とのコメントを紹介した上で「勢いを維持しようとしているドジャースのロバーツ監督は終盤の崩壊を防ぐ切り札を見つけたようだ」と称え、佐々木を「火の玉投手」と表現。SNS上でのドジャースファンの声を紹介した。
 特にローリーを三振に仕留めたシーンが反響を呼んだようだ。
「何度もこの(ローリーを三振に仕留めた)場面を見返しているが、まだ鳥肌が立つ」
「MVP候補のその表情がすべてを物語っている。佐々木は本物だ」
 同サイトは「“ビッグ・ダンパー”ことローリーは、ベンチへ戻る際に動揺した面持ちを見せていた。リーグで最も恐れられている打者に挑むには本物の力が必要だ。ローリーはリーグトップの60本塁打を放ち、ア・リーグMVP獲得を狙っているが、まさか新人に圧倒されるとは思ってもみなかっただろう」と補足した。
「本塁打王相手に3球で3ストライク? 佐々木はただ冷静さを保っているだけじゃない。完璧な投球だ!」
 そして「ドジャースは未来のクローザーを見つけた」「彼こそがポストシーズンの鍵だ」とのポストも続けて紹介された。
 同サイトは「佐々木はあらゆる面で疲弊したブルペンを安定させつつある。ポストシーズンを勝ち抜くためには、佐々木の剛腕が必要不可欠となる」と、佐々木を世界一連覇のキーマンにあげた。
 ワイルドカードシリーズの相手は、まだレッズかメッツか決定していないが、30日(日本時間10月1日)にドジャースタジアムで開幕する。

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