
「息子にヤマを手本にしろと…」カーショーが山本由伸の初完投を称えて衝撃“家庭事情”を暴露…マンシーは「スネルよりヨシが凄かった」と前日8回1安打の左腕より上と証言
チームメイトからも山本賛歌が相次いだ。
米「スポーツネットLA」が伝えた映像によると、リードしたスミスは興奮していた。
「一球一球の精度が凄かった。初球からカウントを取って、早い段階で弱い打球を打たせて2ストライクに追い込むと、しっかり三振を取る。効率的だった。特別な夜だよ。完全な支配だった」
マーフィー監督が脱帽した配球についてもこう振り返った。
「スプリットが凄く良かった。イニングごとに変化もあったけど、キレのないときは、別の球で工夫していた。全体的に全部の球種が機能した。カーブ、速球、カッターも良かった。ストライクを取り、打者をねじ伏せていた」
6回に貴重な1発をバックスクリーンに放り込んだマンシーは会見で「前日のスネルか、この日の山本か、どちらが凄かったか?」と質問され、答えを誤魔化すことをしなかった。
「難しい質問だね。ブレイク(スネル)の夜は本当に歴史的だったし、ヨシ(山本)は最後まで投げ切った。どっちも同じくらい信じられないような出来だった。どっちかを選ぶなんて難しいけど、まあ“完投した”って意味ではヨシの方かな」
山本に軍配を上げて、こう続けた。
「この2年間見ていた中で今日が一番落ち着いていた。彼を知るほどにまだ伸びしろがあるって感じるんだ。彼自身もそう思ってるはず。去年は、新しい国、新しいリーグで大変だったと思う。でも今年は全然違っていた。チームにも慣れて、リズムもつかんで、そこからさらにレベルアップした。『まだ上がある』と思わせるほど彼は凄い。投球術も、球種の多さも、制球力もすべてが本当に驚異的だよ」
2安打のキケ・ヘルナンデスもこう称えた。
「驚いたとは言えないね。僕たちはシーズンを通して見てきたから。
彼が“乗っている時”は完全に試合を支配する。ゾーンを広く使って、ストライクでもボールでも投げ分けられる。一番印象的だったのは、初球ホームランを打たれたあとも冷静だったこと。全く動じず落ち着いて投げ続けてくれた。そのおかげですぐに追いついて逆転できたんだ」
チームは2回にテオスカー・ヘルナンデスのレフトへのソロアーチで同点に追いつき、さらに二死からキケが中前打で出塁し、アンディ・パヘスのタイムリー二塁打で逆転に成功した。
キケも異文化の中での山本の成長に目を見張った。
「異なる国、異なる言語、異なる文化…すべてが別世界でしかも世界中の期待がかかる中で、どれだけのプレッシャーがかかっていたか。多くの人が彼の若さを忘れてしまっているが、この2年間で彼は大きく成長した。『凄い、この選手はどんどん良くなっていく』と感じる」