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角田裕毅が米国GPスプリントで7位入賞を果たすもGP予選で13位に沈み、走路妨害をしたローソンとガスリーに激怒(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅が米国GPスプリントで7位入賞を果たすもGP予選で13位に沈み、走路妨害をしたローソンとガスリーに激怒(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「おい!アイツ何やってんだ」「故意に邪魔しているぞ」角田裕毅がスプリント7位入賞も米国GP予選で13番手に沈みローソンとアルピーヌの走路妨害に「本当にイライラする」と激怒

 同時にレーシングブルズの2つのシートをローソン、角田、リザーブのアービッド・リンドブラッド(18、英国)が争う構図が生まれている。ローソンの不調で角田がレッドブルに昇格したわけだが、この2人が今度は来季のF1界への生き残りをかけて争っているわけだ。
 9月上旬のイタリアGP決勝でもマシンを接触させている両者は、前日のスプリント予選でもローソンにコースを妨害されたとして、角田が「正直、彼にはもっと期待していたんだけどね。だから、もはや何も感じていないよ」と非難していた。
 そして公式予選でも新たな禍根が積み重ねられた。
 Q2のラストアタックでも1分33秒484とラップタイムを伸ばせなかった角田は、今度はアルピーヌのガスリーに走路を妨害されたと無線で訴えた。
「おい! アイツ、何をやっているんだ。ブロックしてきたぞ!」
 角田は前出のフラッシュインタビューで、ガスリーにも怒りの矛先を向けた。
「アイツ(ローソン)のせいもあるけど、正直、アイツのことなんてどうでもいい。むしろアルピーヌが文字通り邪魔だった。何が起きたのかはわからない。おそらく彼らの側の意思疎通のミスだろうけど、最後の最後、本当にぎりぎりのタイミングで飛び出してきたように見えた。それで僕はラップタイムを大きく失ってしまったし、あれがなければQ3に進めていたはずだ。今日に限らないけど、僕は普通の予選がずっとできてないんだ。本当にイライラするけど、まあ仕方がないと思うようにするよ」
 他車に当たり散らす角田に不快感を覚えたからか。ウィリアムズやマクラーレンなどから参戦した元F1ドライバーで現在は解説者を務めるマーティン・ブランドル氏(66、英国)の苦言を英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』が伝えた。
「正直に言えば、私にはローソンがコーナーの出口で、角田の邪魔にならないようにできる限りのことをしているように見えてならなかった」
 来季の去就決まる今月下旬の“Xデー”まで残り2戦。その一発目となる米国GPのスプリントこそ7位に食い込んだ角田だったが、日本時間20日午前4時開始の肝心の決勝では13番グリッドからスタートすることになった。そして、右前方の12番グリッドからスタートするのは因縁のローソン。前出の『F1 OVERSTEER』は「新たな緊張が生まれる懸念もある」とも伝えている。

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