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角田裕毅の来季去就決定が先送りされた理由が判明(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅の来季去就決定が先送りされた理由が判明(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

衝撃!角田裕毅のレッドブル来季去就決定が先送りされた理由は「賞金約76億5000万円のかかるコンストラクターズ選手権の2位狙いにモチベーションを維持させるため」だった

 来季からホンダの技術提供を受けるアストンマーティンが28日に、来季のリザーブドライバーに若手有望株のジャック・クロフォード(20、米国)を起用すると発表。ホンダの支援を長く受けてきた角田がリザーブとしてアストンマーティン入りする可能性が実質的に消滅し、さらにアルピーヌもフランコ・コラピント(22、アルゼンチン)との契約延長が近いとされる中で『F1 OVERSTEER』はこうも伝えた。
「来季におけるレーシングブルズへの復帰は、角田がF1グリッドに残る最後のチャンスと見られている。逸材と期待されてきたリンドブラッドの昇格が実質的に合意に達している中で、レーシングブルズの残るシート争いは角田とローソンの直接対決になる。そしてレーシングブルズ側もまたローソンにモチベーションを維持させたい。コンストラクターズ選手権で6位につけるレーシングブルズは、前身を含めたチームの歴史の中で最高位に並ぶ順位を、このまま確保したいと望んでいる」
 つまり来季陣容の発表の先送りは、特にコンストラクターズ選手権においてレッドブルとレーシングブルズの両方に追い風をもたらす狙いがあったというわけだ。
英国の別のF1専門メディア『PLANETF1.COM』は「現状ではローソンが来季のシートを失う可能性が最も高い」と指摘。その上で今後に関してこう報じた。
「新たな情報としてレッドブル代表のメキースは来季陣容の発表が最終戦のアブダビGP後になるのか、という問いに『いや、アブダビの前だ』と明言した」
 角田は先のメキシコGP決勝で陣営のミスでタイヤ交換に不要な時間を要し入賞に一歩届かない11位に終わった。同メディアは、それが先送りの理由の一つになったとするメキース代表の見解も伝えている。
「公式予選でマックス(・フェルスタッペン)に接近した裕毅は、メキシコで久々に最高の週末を過ごしたと思っている。決勝についてはチーム側に大きな問題があり、彼が正当に獲得できたはずのポイントを奪ってしまった。これも私たちが来季のドライバー決定を急がないと決めた理由のひとつだ」
どんな理由であれ角田の去就決定が先送りされたのは彼にとってはプラス材料。F1の今季第21戦となるブラジルGPは11月7日(日本時間8日)に南部サンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットで開幕する。

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