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角田裕毅はフリー走行1回目でまさかの単独クラッシュを起こして最下位の20番手。またスプリント予選も18番手でSQ2に進めなかった(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅はフリー走行1回目でまさかの単独クラッシュを起こして最下位の20番手。またスプリント予選も18番手でSQ2に進めなかった(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「なぜこうなったか。まったく理解できない」角田裕毅がサンパウロGPフリー走行1回目でまさかの単独クラッシュ…スプリント予選は1回目で18番手に終わりショックを隠さず

 前戦のメキシコGP後に発表される予定だった来季の陣容が、12月5日の今季最終戦であるアブダビGP前に延期された。来季の残留を勝ち取るための残り3レースのひとつだったが、痛恨の出遅れとなった。
 来季のレッドブルのシートを争う姉妹チーム・レーシングブルズの新人アイザック・ハジャー(21、フランス)はSQ3へ進出して、スプリン決勝を9番グリッドからスタートさせることになった。
 ハジャーが昇格を果たした場合、レーシングブルズ復帰のシートを争うと予想されるリアム・ローソン(23、ニュージーランド)が、SQ1の17番手で敗退したことが、せめてもの救いか。
 それでも英国のF1専門メディア『GP BLOG』は「角田がまたもや早期敗退を喫した」とサンパウロGP初日を速報でこう伝えた。
「11位に終わったメキシコGPを『これまでで最高のレースだった』と位置づけていた角田は、FP1序盤でのクラッシュでこの週末における唯一の練習セッションの大半を棒に振っただけではない。SQ1での早期敗退を介して、レッドブルグループ内で常に不利な立場に立たされていることを印象づけた」
 日本時間8日午後11時からスプリント決勝が、同9日午前3時からは決勝のスターティンググリッドを決める公式予選がそれぞれ行われる。
 もともと荒天が予想されていた中で最新情報では現地時間7日夜にサイクロンがサンパウロ地域を襲い、大雨と強風の影響で停電や倒木、洪水の危険があると警戒が呼びかけられている。
 昨季のサンパウロGPでは、大雨の影響で日曜日朝に延期された公式予選で自己最高位を更新する3番グリッドを獲得。続けて行われた決勝でも7位に入賞した角田は、公式予選が行われる午後には収まると予想されるコンディションへ、「まあ、様子を見るしかない」とフラッシュインタビューで語っている。
「雨やドライのコンディションを特に望んでいるわけではないが、今のところはマシンに何が起こっているのかを見つけなければいけない」
 FP1に先駆けてアルピーヌのフランコ・コラピント(22、アルゼンチン)の来季残留が正式に発表された。
 事前に一部メディアで報じられていたとはいえ、これで来季において空いているシートはレッドブルのセカンド、レーシングブルズの両方の合計3つしかなくなった。

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