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角田裕毅の“ラストラン”フリー走行2回目は17番手に終わる(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅の“ラストラン”フリー走行2回目は17番手に終わる(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「今季最悪のセッションのひとつだ」角田裕毅が“ラストラン”のFP2で17番手に沈み困惑…リンドブラッドもFP1惨敗でファンはSNSで激怒…メキース代表は来季途中昇格の可能性を示唆

 その中で「ザ・スター」など複数の海外メディアが、ローラン・メキース代表の注目発言を伝えた。
「私は願い、そうなると思っているが裕毅は再びチャンスを得るだろう。彼は来年我々のリザーブドライバーになる。何が起きるかなんて誰にも分からない。我々は、過去にもかなり素早くドライバー交代の決断を下すことで有名だった」
 なんと角田の来季途中昇格の可能性を示唆したのだ。
「ひとつ思い出すことがある。2024年シーズンの終盤に裕毅は(レーシングブルズで)とても良い走りをしていた。レーシングブルズからリアム(ローソン)がレッドブルに昇格するのは、彼にとって受け入れがたいほど厳しいことだった。彼は“自分にいつかチャンスは来るのか”と思いながら冬に入った。我々は、当時のチームで“すべてを最大化し、星を掴みにいく”という目標を設定した。すると3レース後には、彼はレッドブルのマシンを運転していた。未来に何が起きるかなんて誰にも分からないのだ」
 今季途中までレーシングブルズの代表だったメキース氏は、昨年オフにレッドブル昇格のチャンスを逃した角田が、今季わずか2戦でローソンと途中交代した話をわざわざ持ち出した。
「この部屋にいる全員、そしてそれ以外の人々も挫折を経験したことがあるだろう。今回の降格は彼(角田)にとって挫折だ。しかし彼には再びチャンスをつかむだけの実力がまだたくさん残っている。私はそう確信している」と、角田へエールを送った。
 角田の残留を主張していたとされるメキース代表だからこその発言か、途中交代の可能性が本当にあるのかは不明だが、角田は、前日のメディアデーで、こんな話をしていた。
「今まで以上に努力を積み重ねて、自分がF1レースのスターティンググリッドに立つのにふさわしいドライバーだと必ず証明してみせる」
 そのためにもアブダビGPのラストランは重要な位置づけにある。
 今日6日のフリー走行3回目、及び公式予選で、どこまで巻き返すことができるのか。
「明日、良いパフォーマンスを発揮できるように、ひと晩かけて状況を改善できればと思っている」
 角田はそう前を向いた。

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