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レッドブルを電撃退団した重鎮マルコ氏が衝撃的な告白を行った(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルを電撃退団した重鎮マルコ氏が衝撃的な告白を行った(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

衝撃告白!「ナンセンスだらけだ」レッドブルを電撃退団の重鎮マルコ氏が“捏造”プレスリリースに激怒!前代表ホーナー氏との確執明かし「汚いやり方を使われた」と批判

 レッドブルを電撃退団したモータースポーツアドバイザーの重鎮ヘルムート・マルコ氏(83)が退団時にチームが出したプレスリリースのコメントを「ナンセンスだらけだ」と捏造であったことを明かして激怒した。オランダ紙「デ・リンブルハー」のインタビューに答えたもので、7月に電撃解雇されたクリスチャン・ホーナー元代表(52)との確執にも触れ「彼にはウソばかりつかれた」と非難した。角田裕毅(25)のリザーブ兼テストドライバー降格の裏には、チーム内の不協和音があったようだ。

 「コメントを捏造された」

 衝撃の告白だった。シーズン終了と同時に突如、20年以上にわたってレッドブルをを支えてきた重鎮マルコ氏の退団が発表された。マルコ氏は、その決断に至るまでのチーム内での“ゴタゴタ”をオランダ紙「デ・リンブルハー」に明かしたのだ。
 怒りをぶちまけたのはチームがマルコ氏の退団を発表した際のプレスリリース。マルコ氏のコメントがリリースされ、そこには「今季、わずかに世界選手権を逃したことは、私の心を深く揺さぶり、個人的に、この非常に長く、濃密で、成功に満ちた章を終えるのが今だということをはっきりと自覚させてくれた」との退団理由が記されていた。
 エースのマックス・フェルスタッペンが最終戦のアブダビGPで優勝したものの、マクラーレンのランド・ノリスにわずか2ポイント届かず、狙っていたドライバーズ選手権の5連覇を逃した。マルコ氏はその責任を取って退団を申し入れたとされていたのだ。
 だが、マルコ氏は「詳しく話したくないが、私はあのナンセンスだらけのプレスリリースを読んでいない」と、そのコメントが捏造だったことを示唆したのだ。
「私自身もそんなに長い間このこと(退団)を考えていたわけではない。辞めるという考えはカタールで形になり始めた。私はあまり迷うタイプではなく、決断は早い。アブダビでの最終戦を前にした木曜日にこれが自分にとって最後の週末になると決めた」
 つまりフェルスタッペンが逆転優勝を逃したことが退団の理由ではないというのだ。
「とにかく短期間のうちにチーム内で多くのことが変わったということだ。人のことはよく知っているつもりでも、結局は、そうではなかったと分かることがある。これ以上は本当に何も言わない。そして(フェルスタッペンの)5連覇があったとしても何も変わらなかっただろう。我々がこれまで見た中で最高のドライバーのフェルスタッペンと共に5連覇を成し遂げることが私の究極の夢だった。しかし、最終戦前まで大きな望みを抱いていたとはいえ、結局、それは叶わなかった」
 オランダの専門サイト「レーシングニュース365」によると、アブダビGPの前戦のカタールGPでは、マルコ氏が「キミ・アントネッリが、終盤の周回でランド・ノリスを先に行かせた」と発言したことで、アントネッリがSNS上で激しい批判を浴びる事態に発展したことが、退団の引き金になった可能性があるという。
 またマルコ氏は、7月に代表の座から電撃解雇されたホーナー氏についての積年の恨みを爆発させ、「ウソばかりをつかれた」と強烈に非難した。

 

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