• HOME
  • 記事
  • モータースポーツ
  • 「角田裕毅は来季序盤から水面下で復帰交渉を始める可能性がある」2027年のF1復帰を米専門サイトが予想…アストンマーティン&アルピーヌが候補
角田裕毅の2027年のF1復帰の可能性は?(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅の2027年のF1復帰の可能性は?(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「角田裕毅は来季序盤から水面下で復帰交渉を始める可能性がある」2027年のF1復帰を米専門サイトが予想…アストンマーティン&アルピーヌが候補

 来季からレッドブルのリザーブ兼テストドライバーに“降格”することになった角田裕毅(25)は、2027年のF1復帰を狙って1年を過ごすことになるが、米モータースポーツ専門サイト「Beyond the Flag」が「3つの可能性」を指摘した。アストンマーティン、アルピーヌ、そしてインディカー挑戦の3つ。22人中14人が契約の切れる2027年はドライバーにとって売り手市場。同サイトは「来季序盤から水面下での(復帰)交渉を始める可能性がある」と指摘した。

 来年オフに22人中14人のドライバーの契約が切れる

 角田の未来は決して暗くはない。来季はリザーブ兼テストドライバーに降格することが決まったが、本人が「終わっていない」と語るように、2027年のF1復帰を目指しての充電期間。米モータースポーツ専門サイト「Beyond the Flag」が「角田裕毅の2007年の3つの可能性がある着地点」と題した特集記事を掲載した。
 同サイトは、来季F1シートに乗る22人のドライバーのうち14人の契約が来季で完了することを伝えた上で「角田とその陣営は、来季の序盤から水面下で(F1復帰の)交渉を始める可能性がある。というのも、彼は特定のチームにとって魅力的な候補となり得るからだ」と、角田のF1復帰の可能性を指摘した。
 一番最初にリストアップされたのがアストンマーティンだ。
「来季からホンダがアストンマーティンと提携することにより、将来的に角田を受け入れる道が開ける可能性がある。(レッドブルなどを手がけた名マシンデザイナー)エイドリアン・ニューウェイの設計は来月から形となり、2026年にはチームをトップ争いへ押し上げるかもしれない」
 今季7位に終わったアストンマーティンに来季から角田と関係の深いホンダがPUを提供する。来季もドライバーは引き続き、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのコンビだが、こう予測した。
「アロンソのF1での将来は2026年以降不透明であり、ストロールの契約にも明確な終了時期はない。そのため2027年に向けて2つのシートが空く可能性がある。マックス・フェルスタッペンが間違いなく最優先ターゲットになるだろうが、彼の獲得に失敗した場合、ホンダからの後押しも加わり、角田に目を向ける可能性がある」
 次に名前をあげたチームはアルピーヌだ。
「フラビオ・ブリアトーレ(代表)がフランコ・コラピントに寄せている信頼は、いずれ揺らぐことになるだろう。彼は2027年に向けてドライバー交代を検討する可能性が高い。アルピーヌはメルセデスのカスタマーチームとなる予定であり、来季はスピードと総合力の向上が期待されている。その分、コラピントに求められる期待値も高くなり、それに応えられなければ交代は避けられないだろう」
 アルピーヌはコラピントとピエール・ガスリーのコンビで今季を戦ったが、コラピントは1ポイントも稼げずドライバーズ選手権では角田より下の20位に終わった。
「角田とその陣営はアルピーヌの動向を注視すべきだ。F1復帰のチャンスとしては、最も現実的な選択肢と言えるかもしれない。彼はすでに、アルファタウリで2シーズン共に戦ったピエール・ガスリーと良好な関係を築いている」と有力視した。

 

関連記事一覧