「日本でクレイジーなことを学ぶことはなかった」ホワイトソックス移籍のアンソニー・ケイが横浜DeNA時代を米メディアに激白…「村上宗隆はシュワーバーになれる」「バウアーは教科書的存在」
今オフに横浜DeNAからホワイトソックスに移籍したアンソニー・ケイ(30)が米ポッドキャスト番組に出演して日本でプレーした2年の経験や、同僚となった村上宗隆(25)、アストロズと電撃合意した今井達也(27)、“問題児”トレバー・バウアー(34)の素顔などについて激白した。昨季は24試合で9勝6敗、防御率1.74の好成績を残し、2年間で通算15勝をあげた左腕が見た日本野球の真実とは?
「とにかくファンはとんでもなかった」
これが本音だ。
ホワイトソックスと2年総額1200万ドル(約18億7000万円)の契約を結び3年ぶりにメジャー復帰を決めたケイがベテラン記者であるロブ・ブラッドフォード氏がMCを務めるポッドキャスト番組 「BASEBALL Isn’t BORING(ベースボール・イズント・ボーリング)」に出演して横浜DeNAでの2年間、そしてメジャーにチャレンジしてくる村上、今井らについて興味深い話を語り尽くした。
まず話題にあがったのは、ポスティングでヤクルトから2年3400万ドル(約53億円)で偶然にも同じチームに入団した村上ついて。「嬉しいね」と、歓迎したケイは、日本での2年間の対戦をこう振り返った。
「1年目のときは彼のチーム(ヤクルト)と9試合対戦したが、それは決して楽しいものではなかった(笑)。自分に対して良く打っていた。ありがたいことに打球はスタンドまで飛ばなかったが、ヒット、二塁打…と多く打ち込まれたことは確かだ」
ケイは2024年には村上と18度対戦して4三振を奪ったが14打数6安打打率.429と打ち込まれた。被本塁打はなかったが、二塁打が1本、与四球は4つ。2025年は、村上の欠場が続いていたため1打席の対戦しかなく打ち取っている。
「彼にはあらゆるコースに球を投げた。ヤクルトはとても優れた攻撃力のあるチームで彼には打たれたくなかった。とんでもないパワーを持っている。彼には可能な限りあらゆるコースへ投げ、彼の前に走者を出さないようにして、良い打撃をさせないようにしていた。ありがたいことに私は、彼の犠牲者の1人にはならなかった」
そしてメジャーでの可能性についてケイは、昨季56本塁打をマークしてドジャースの大谷翔平との本塁打争いに勝ったフィリーズのカイル・シュワーバーを引き合いに出した。
「シュワ―バーのような選手になれないだろうかと考えている。30、40、50本塁打を打つよ。彼のパワーは正気とは思えない。これまで見てきた中で最もパワーを持った何人かの打者の一人だ。確かに空振りが多いことに懸念はある。しかし彼は適応してくるだろう。まだ25歳。大丈夫だろう。米国に適応してくるだろう」
50本塁打を打つ可能性さえ示唆したのだ。
一方で村上にはメジャーのスピードに対応できるのか?との懸念の声がある。ヤクルトでの直近の3シーズンの三振率が、28%を超え、ゾーン内コンタクト率は72.6%(今季のMLB換算なら下から2番目相当)であることも、懸念材料として示されている。
だが、ケイは「それ(速球への対応が)は懸念材料となるが、私に対しては苦労していなかった」と振り返った。
「日本では95マイル(約152.9キロ)をずっと投げ続ける投手は多くいないから、そうした問題を指摘されるのは理解できる。そうした問題を米国で抱えていない打者もいる。でも大谷翔平は今リーグで最高の打者となって鈴木誠也も良くやっている。だからなぜ村上の打撃がこちらに対応できないと言えるのだろうか」
ケイは大谷と鈴木の成功例を出して村上の活躍に太鼓判を押した。

