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井上尚弥のサウジでのファイトマネーは一体いくらだったのか?(写真・Matchroom Boxing/Mark Robinson)
井上尚弥のサウジでのファイトマネーは一体いくらだったのか?(写真・Matchroom Boxing/Mark Robinson)

「100億円興行」サウジの”サムライナイト”で井上尚弥のファイトマネーは一体いくらだったのか…村上宗隆や岡本和真ら日本人スターのメジャーリーグ流出問題がモンスターにもリンクする懸念

 もちろん最も高額はメインでピカソに一人がフルマークをつける3-0判定で勝利した井上だっだ。
 井上はトゥルキ・アルシェイク長官のお気に入りで、2024年10月にリヤドシーズンと3年30億円の破格のスポンサー契約を結んだ。ただ大橋秀行会長が複数試合契約で縛られることを拒否したため、今回は、そのスポンサーフィーとは別の契約を結んでのリヤド初登場となった。
 気になるのはその金額。大橋会長は「間違いなく過去最高」とだけ明言している。
「サンケイスポーツ」が40億円と飛ばしたが、大橋会長が「それはガセ。そんなにいかない」と完全否定した。
 ここから先は推測の域は出ないが、井上の過去最高額は、昨年5月にラスベガスでラモン・カルデナス(米国)と対戦した際の10億円とされている。昨年9月の名古屋でのムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦も、同じく10億円。今回のピカソ戦はその倍の20億円から30億円の間くらいか。
 日本人ボクサーの過去最高額は2024月に当時のWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太がIBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦した際の6億円とされていて、井上はすでに2024年5月の東京ドームでのルイス・ネリ(メキシコ)戦で、その額を更新していた。つまり最高額を更新し続けている井上が、今回のサウジ登場で、おそらく今後も日本人ボクサーが更新不能なほどの歴史的なファイトマネーを手にしたことになる。
 まだファイトマネーが1億円を超えるか超えないかという頃の井上に将来的な目標額を聞いたことがある。井上は「2桁億円」と言っていた。とっくにその目標額は突破している。そこに各社のスポンサーフィーを加算すると、メジャーリーガー並みの額だ。だが、ここにきて深刻な問題がのしかかっているという。
 井上の国内興行におけるファイトマネーの頭打ち問題だ。
 サウジマネーが20億円を超えるファイトマネーを可能にした。WBC,WBA、WBO世界スーパーフライ級3団体統一王者のジェシー“バム”ロドリゲス(米国)とのドリームマッチが実現するなら、さらに過去最高額を更新するだろう。
 大橋会長は「今後も年に一度はサウジにいきますよ」と言い、井上自身も、「一番は時差がない。ボクサーとして戦える環境がいいので機会があればやりたい、年に一回試合していきたい」とコメントしている。
 サウジのリングに上がる場合、今後もファイトマネーが更新されていく可能性が高いが、一方で、国内でそのファイトマネーを用意することが興行の規模的に難しくなっている。

 

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