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ヤンキースがコディ・ベリンジャーの再契約交渉でマネーゲーム参加を拒否した(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
ヤンキースがコディ・ベリンジャーの再契約交渉でマネーゲーム参加を拒否した(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「どうぞ(ご自由に)!」ヤンキースがFA最後の大物ベリンジャーの再契約に5年約253億円以上出さず異例のマネーゲーム参戦拒否を決めた理由とは?逆襲狙う対抗馬はメッツ

 ベリンジャーはヤンキース移籍の1年目となる昨季に152試合に出場して打率.272、29本塁打、98打点の好成績を残している。
 NJ.comによると、それでも、これ以上条件を吊り上げずマネーゲームへの参戦拒否を決めた理由は2つあるという。
 ひとつは、辣腕代理人のボラス氏の「簡単に折れないことは周知の事実。彼は“パニック状態のオーナー”を嗅ぎ当てるまでクライアントを宙ぶらりんにしておくことで知られている」というほど粘る交渉術を見越しての判断だ。
 過去にボラス氏の顧客のピート・アロンソは、昨年2月12日まで粘った末にメッツと再契約(ただし1年後にオプトアウトし、このオフオリオールズに移籍)。またブレイク・スネルは、ジャイアンツ時代には2024年3月19日になってようやく契約した(ただし1年後にオプトアウトでドジャースに移籍)。
「ヤンキースは最終的にはボラスが市場の現実を理解すると踏んでいる。アロンソやスネルの件を見てもボラスが市場を読み違えた前例はある。結局、他球団の関心を集められず遅れて短期契約に落ち着いたのだ」
 そして7年以上のオファーをする球団が他に出てこないことに「賭けている」という。
 ベリンジャーは「スーパースター」ではなく「スター選手」のレベルの選手だけに「ヤンキースは強気に出ている」と見ている。
 対抗馬はメッツだ。ドジャースとのタッカー争奪戦に敗れると、ブルージェイズからFAのボー・ビシェットを3年総額1億2600万ドル(約199億円)で獲得した。だが、レンジャーズにトレードで移籍したレフトのブランドン・ニモの後釜が必要で「昨年獲得したフアン・ソトの時と同様、2年連続でヤンキースを札束で叩く“快感”という副産物もある」という。
「ニューヨークポスト」のダン・バーテル記者はXに「メッツはビシェットとの契約を成立させたのと同じように急に飛び込んで契約をまとめる可能性がある」と投稿した。
 だが、「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者は、「メッツはベリンジャーに関心を持っている。リーグ関係者によると、彼らのベリンジャーに対する希望は、ビシェットを3年1億2600万ドルで獲得したのと同様に短期契約で彼を獲得することだろう。ベリンジャーがそのような契約にどれほど興味を持っているかは不明だ」との情報を伝えている。またメッツはアストロズからFAの先発左腕フランバー・バルデスにも関心を示している。短期の高額年俸が今オフのFA市場のトレンドではあるが、7年契約以上を求めているボラス氏とベリンジャーは、果たしてどんな決断を下すのだろうか。

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