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ダルビッシュが引退報道の真相を自ら明かす(写真・AP/アフロ)
ダルビッシュが引退報道の真相を自ら明かす(写真・AP/アフロ)

「引退は発表しない。ゼロからやり直し競争の場に戻る」パドレスの残り3年の契約放棄で“引退報道”のダルビッシュがSNSで“真相”明かす「できないと判断した場合のみ引退を発表する」

 日米通算208勝のパドレスのダルビッシュ有(39)が25日、自身のXで地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリュビューン」に報じられた引退報道についての真相を明かした。昨年10月に2度目のトミー・ジョン手術をしたダルビッシュは「現段階で引退発表はない」としたもののパドレスの残り3年の契約を放棄する可能性について言及。肘が登板可能な状況にまで戻れば「競争の場に戻り、それができないと自分で判断した場合にのみ引退を発表する」との決意を明らかにした。

 残り3年の契約放棄については認める

 早朝の日米の球界に衝撃が走った。
 地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリュビューン」のケビン・エース記者が「パドレスのダルビッシュが引退へ」の見出しを取った記事を報じたのだ。
 昨年10月に2015年以来となる2度目のトミー・ジョン手術を行ったダルビッシュが、「3年総額4300万ドル(約67億9400万円)の契約を残したまま引退する意向をすでにパドレスに伝えている」と伝えた。
 ダルビッシュは2023年1月に2028年までの6年総額1億800万ドル(約170億6400万円)の契約を結んだ。だが、ここ数年は肘の不調に苦しんでいて、同紙によると、ダルビッシュは2024年のシーズン後から「残りの契約を手放すことを検討している」と明言していたという。
 今季は春季キャンプの途中から肘への不調を訴え、レギュラーシーズンでは、15試合の先発に留まり、5勝5敗、防御率5.38と不本意な成績に終わった。ポストシーズンではカブスとのワイルドカードシリーズの第3戦に登板したが、1イニング投げただけで2失点で降板している。
 シーズン後に右肘にメスを入れ、2026年は、そのリハビリに費やすため全休となっていた。
 同紙は「ダルビッシュ本人および関係者は、残りの契約金のうち、どれだけを放棄するかについて細部を詰める必要がある」とした上で「このプロセスに詳しい複数の関係者によるとバイアウト(契約解消)が成立した場合、ダルビッシュは本来受け取るはずだった金額の大部分を放棄することになり、パドレスは今後3年間で大幅なコスト削減を実現する見込みだという。その資金はチーム力強化のために使われる予定だ」とした。
 だが、この報道を受けてダルビッシュが自らのSNSで事の真相を明かした。
 まずダルビッシュは「あなたはすでにその記事を目にしているかもしれません」とした上で、「私自身は契約を無効にする方向で考えてはいますが、パドレス側とまだ話し合うべき点が多く、細かな条件については現時点では決まっていません」とし、こう明言した。
「現段階で引退を発表するつもりはありません」
 そしてこう続けた。
「今は肘のリハビリに全力を注いでおり、再び投げられる状態まで回復できたならゼロからやり直して競争の場に戻るつもりです」
 パドレスとの契約は破棄するものの現役続行への意思を示した。
 ただ「そこまで到達した時点でそれができないと自分で判断した場合にのみ、引退を発表します」と付け加えた。
 引退か、現役続行かの命運は、今後のリハビリの成否が握っているという。

 

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