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ファンへの感謝イベントで取材対応した大谷のもとに報道陣が殺到して現場は大混乱(写真・AP/アフロ)
ファンへの感謝イベントで取材対応した大谷のもとに報道陣が殺到して現場は大混乱(写真・AP/アフロ)

「投げないよ。2度手術している大谷に1000億円を出している球団が規制をかけるのは当たり前」大谷翔平とロバーツ監督の“発言相違”が波紋を広げたWBC登板問題に球界大御所が一発回答!

 2023年オフにキャリア2度目のトミー・ジョン手術を行った大谷が昨季マウンドに上がったのは6月。公式戦でリハビリを兼ねた少ない球数、短いイニングからスタートするという異例の形で二刀流を復活させた。制限がなくなったのは、レギュラーシーズンの最後の最後で、ポストシーズンでは、制限もなくなり、ワールドシリーズの第7戦では、中3日で先発マウンドに上がっている。今季はその流れのまま開幕から通常のローテー起用を考えているだけに、WBCで二刀流を行い、過度の負担がかかることを不安視していたのである。
 指揮官が、ここまで明かすのだから、大谷がWBCで投げるか、投げないかの問題の結論は、すでに出たように思える。
 ロッテGM時代にボビー・バレンタイン監督を招聘するなど、意外と言っては失礼だが、メジャー野球に精通している球界大御所の広岡氏は、今回の発言の食い違い問題をこう一刀両断で片づけた。
「二度も手術をしている大谷の投手起用に1000億円(10年7億ドル)で契約しているドジャースが規制をかけるのは当たり前の話だ。本人が決めたのかもしれないが、本当はこういう問題を決めるのは、監督でも本人でもなく球団。大谷は投げませんよ。お祭りのようなイベントのWBCと、レギュラーシーズンと、どちらが大事かは、言わなくもわかっているだろう」
 2023年の大会では、大谷は投手として2試合に先発し、1試合にリリーフ登板した。米国との決勝戦で栗山英樹監督が9回にマウンドにあげて、最後に当時のエンゼルスの同僚だったマイク・トラウトを三振に斬って取った場面は、永遠に語り継がれるWBC史に残る名シーンとなった。大谷は投手としては2勝0敗、防御率1.86の成績を残した。
 その大谷が登板できないのは、侍ジャパンにとっては大きな痛手かもしれない。投手のロースターも大谷がDH専念となると前回大会よりも一人少なくなる。まだ最後の一人が発表されていないが、このロバーツ監督の発言は、その人選にも影響を及ぼすのだろうか。
 大谷はWBCに向けてこう抱負を語っている。
「前回も素晴らしい大会だったが、それより素晴らしい大会になることをいち選手としては願っている。日本代表として優勝することにこしたことはない。そこを目指してまずは頑張りたい」
 大谷は、2月27日、28日にバンテリンドームで行われる中日との強化試合からチームに合流する予定だが「なるべくそこに合わせられるようにしたい」としたものの、家族やキャンプに入ってからのドジャースの方針次第で流動的であることを明かしている。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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