早くも五輪選手村が好不評真っ二つ?!“グルメ大国”ミラノの食事メニューは「アスリート向きに調味料が最小限で意外に味気ない?」もベッドは“脱”段ボールで頑丈!
ミラノ・コルティナ冬季五輪の開幕を目前に控え、世界中から集結するアスリートたちの拠点となる「選手村」の評価が、明らかになってきた。注目はグルメ大国イタリアの「選手村」で提供される食事メニューだが、意外にも評判倒れの「味気ない」メニューだという。大会に入ると選手から不満の声が漏れてきそうだ。
米国のピザの方が美味しいって?
開幕を2日後に控え、ミラノの選手村には世界からアスリートが続々と到着している。
米公共ラジオ放送のNPRが4日に伝えたところ、イタリアという世界屈指の美食大国で開催される今大会において食事が最も注目されているという。しかし、選手たちが目の当たりにしているのは、意外にも「味気ない」メニューだったと伝えた。
同局のレイチェル・トライスマン記者は、ミラノのポルタ・ロマーナ鉄道ヤードにあるメインの選手村の内部に潜入し、その様子を「モジュール式の建物や高層アパートが広がり、各国の旗がバルコニーからたなびく活気ある空間」と評価した。
ここは大会後には、学生住宅や市民インフラとして再利用される。
しかし、そこで提供される食事の味については、まったくもって個性のないものだったようだ。
NPRの取材に対し、米国チームの選手村ディレクターを務めるダニエル・スミス氏は、ミラノ選手村の食事は意図的に「風味が抑えられている(bland)」と説明した。
スミス氏は「ここはガストロノミーの首都の一つですが、選手村での食事は(競技向けに)特化されていて、調味料や香辛料は最小限で、選手が自分たちで味を調整しなければならないよう工夫されているのです」という。
過度な味付けを避け、アスリートが自分で食事管理できるようにし、美味よりも体への燃料となることを優先させ、味は自分たちで調整するようになっているというのだ。
この食事戦略の背景には、2024年パリオリンピックでの混乱があった。
記憶をたどると、パリ大会では持続可能性を重視したあまり、動物性タンパク質が不足する事態になった。アスリートにとって動物性たんぱく質を十分に摂取できないことは、パフォーマンスに大きな影響を及ぼす。パリ大会では多くの苦情を受け、開催中にメニューの修正を余儀なくされた。
ミラノ大会では確実に食事を提供することを最優先し、1年ほど前から計画を練ってきたそうだ。
実際のメニューは、パスタ、ピザ、サラダ、そしてシンプルな鶏肉などのタンパク質が中心で、パスタは選手の目の前で茹でてくれるという。燃料として供給される味気のない食事は今のところ大きな不満材料にはなっていないようだが、一部の米国代表からは、「アメリカのピザの方が好き」などという声も出ているようだ。
居住環境において選手たちが最も関心を寄せていたのが「ベッド」の仕様である。

