米国女子アルペンスキー代表のリンゼイ・ボンが1週間前にACL断裂の重傷を負うも大会の強行出場を宣言(写真・ロイター/アフロ)
ミラノ五輪に奇跡?米41歳“レジェンド”女性スキーヤーのボンが膝の十字靭帯断裂のまま強行出場宣言も「無茶苦茶のようでスキー界では珍しくない暗黙の了解」という衝撃の実情
ただボンの前に立ちふさがるのがコルティナの厳しいコース設定だ。象徴的な「トファナ・シュース」は、最大65%の急勾配を誇り、2つの巨大な岩場を一気に滑り降なければならない。さらに待ち構えるのが、視界が開けないままで突入しなければならない「ドゥーカ・ダオスタ・ジャンプ」。選手はおよそ50ヤード(約46m)も宙を舞うが、着地が比較的フラットなために厄介だという。着地が平らであるほど、脚に跳ね返ってくる衝撃は大きくなる。このジャンプこそが、2022年にジョンソンがクラッシュしてACLを断裂した原因だった。
同サイトは「一般的にACL断裂では大きな出血や強い痛みを伴う。だが、もしボンが競技を不可能にするほどの症状を感じていないのであれば彼女もまた常識外れをやってのけるスキーレーサーの一人になるのかもしれない。もっとも氷結した斜面を時速80マイル(約129キロ)で滑り降りること自体がそもそも常識外れではあるのだが」とまとめた。
ボンはこう決意表明をした。
「まだ“チャンス”はあります。チャンスがある限り、私は希望を捨てません。決してあきらめません。まだ終わっていないのです」
ボンは8日の本番のレース出場の条件となっている5日にアルペンスキー女子ダウンヒルの公式トレーニングに参加する予定だ。

