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ミラノ・コルティナ冬季五輪のメダル(写真:REX/アフロ)
ミラノ・コルティナ冬季五輪のメダル(写真:REX/アフロ)

「メダルが劣化しないと保証します」ミラノ・コルティナ五輪の組織委員会がパリ五輪で問題となった五輪メダルの劣化を否定…しかも金銀相場の急騰で史上最高の価値に

 CNNは「銀価格の急騰の背景には、個人投資家の需要増が一因としてある。金価格については、主要中央銀行が準備資産として金を積み増したことや、世界的な政治不安の中で投資家が「安全資産」として金を買い求めたことが押し上げ要因となった」と説明した。
 今大会のメダルの大きさは直径8センチ、厚さ1センチで金、銀メダルの重さは、506gで、銅メダルは420gと若干軽い。IOCは、金メダルに関して「純度92.5%以上の銀製の土台に最低6グラムの純金で金メッキされたもの」と規定している。今回のメダルも、その規定に従い、金は約6グラム使用されている。日本国内の相場で換算するとこれだけで約17万円の価値がある。
 CNNによると過去にすべて純金で作られた金メダルは1912年のストックホルム五輪が最後。ただ当時の金メダルは重量が26グラムと軽く、当時の金価格ベースでは20ドル未満(約3100円未満)の価値しかなかった。現在の価値に換算しても、約530ドル(約8万3000円)程度だという。しかし、コレクターズアイテムとしては付加価値がつく。ロンドンを拠点とするオークション会社「ボールドウィンズ」で古銭部門責任者を務めるドミニク・チョーニー氏によると、同社は、そのストックホルム五輪の金メダルを1万9000ポンド(約406万円)で売却したという。もっとも、ほとんどのオリンピックメダルは市場に出回らない。
「多くの五輪選手はメダルを大切にしているため、手放さない」と、チョーニー氏。
 金と銀の相場は、天井知らずに上がる一方のため、大会中に今大会のメダルの価値が上がる可能性が高い。サクソ・バンクのコモディティ戦略責任者であるオーレ・ハンセン氏は、「次の夏季五輪(2028年のロス)で授与される金、銀メダルの今回の冬季五輪のものより、さらに高価になるだろう」と予測している。
 今大会では、金メダル245個、銀メダル245個、銅メダル245個が授与され、パラリンピック冬季大会では金メダル137個、銀メダル137個、銅メダル137個が授与される。総メダル数は1146個に達するが、組織委員会は、メダルの損傷や、その他の予期せぬ事態を考慮して必要数より多くのメダルを製造しているという。

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