本日深夜に朗報か…4度目五輪の高梨沙羅はメダルに届くのか…北京五輪のリベンジ誓うも筋力低下の影響とスキルアップのジレンマ
高梨はノーマルヒル、混合団体、ラージヒルの3種目にエントリーしている。メダルの可能性が高いのはパワーが必要なラージヒルではなく、テクニックで勝負できるノーマルヒルと、リベンジの舞台となる混合団体となる。
昨年夏に当地で行われた大会では、転倒による負傷者が続出したため、飛び出し台の角度を下げる改修が行われた。そういう環境の変化への対応力が、場数を踏んできた高梨にはある。
公式トレーニングの2日目には、3回目に95.5mを飛び全体の3位に入った。このジャンプ台特有のクセのある追い風も持ち前のテクニックでコントロールできそうだ。
個人戦での高梨の最大のライバルは同じ日の丸をつけたW杯6勝でワールドランキング2位の丸山希だろう。長野県野沢温泉から明治大学スキー部に初めての女子部員として気合を持って進学した。
そして2人に立ち塞がるのがW杯2025年のトロンハイム世界選手権でノーマルヒルとラージヒルの2冠を制した同1位のニカ・プレフツ(スロベニア)。その前年に世界選手権で大掛かりなスーツ違反を味わった悔しさを胸に個性豊かな選手を揃えて五輪にかけてくるノルウェー陣も要注意だろう。同3位で長身のアンナ=オディーヌ・ストロームや、直前のW杯ドイツ・ヴィリンゲン大会でプレフツを打ち破り、連勝を飾ったクバンダル=アイリン=マリア・クバンダルは勢いに乗る。
ドイツのエース、セリーナ・フライターク、平昌、北京のノーマルヒルで連続銀メダルを獲得し、開会式で旗手を務めたカタリナ・シュミットも金メダル候補。29歳のシュミットは今季限りの引退を表明している。
「これまで4年間、しっかりと積み重ねたものを五輪のジャンプ台で出し切りたいです」
高梨の集大成。テレマークの出来がカギを握る。今季のW杯の成績だけを見れば下馬評は高くないのかもしれないが大舞台で勝負強い彼女が表彰台に上がる可能性はある。修練と熟練の技術で大輪を咲かせたい。

