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スノボ男子ビッグエアで金メダルの木村葵来(左)と銀メダルの木俣椋真(右)(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
スノボ男子ビッグエアで金メダルの木村葵来(左)と銀メダルの木俣椋真(右)(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

木村、木俣の金銀独占を「退屈だった。予選の方が面白かった」と批判した長野五輪出場解説者の“失言”が波紋…本人“言い訳”もSNSの反応は日米で「失礼」「それが真実」と真っ二つ?!

 ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード男子ビッグエア決勝が7日(日本時間8日)行われ、五輪初出場の木村葵来(21、ムラサキスポーツ)が1本目で89.00点、3本目で90.50点を獲得し計179.50点で金メダルを獲得、木俣椋真(23、ヤマゼン)が銀メダルを獲得した。だが、元長野五輪代表のスノーボーダーで現役時代にXゲームや世界選手権で優勝を果たしているNBC解説者のトッド・リチャーズ氏(56)が「凄く退屈だった」と“失言”したことがマイクに拾われ波紋を広げた。本人は自身のインスタグラムで言い訳したが、日米のSNSでの反応は真っ二つに分かれた。

 衆院選圧勝の高市総理から祝福電話も

 “ジャパニーズ旋風”のインパクトが強すぎたのか。
 ビッグエア決勝で木村が1回目に「バックサイド1980(5回転半)」を決め、2回目は着地に失敗したが3回目に「スイッチバックサイド1980(5回転半)」をノーズグラブで成功させ、同じ日本代表の木俣を抜き、日本選手団で金メダル1号を獲得した。また木俣も銀メダルを獲得して日本勢による金銀独占の歴史的快挙をやってのけた。
8日夜には、衆院選で圧勝した自民党の総裁である高市早苗首相が官邸から国際電話で「逆転の勝利は日本中に大きな感動と勇気を与えてくれた」と祝福。
 さらに事前に詳しく調べた上で質問攻めをして、木村は「オリンピックの場でも、ワールドカップと同じ気持ちで取り組んだことが秘訣。怪我で一度挫折したが、家族やコーチと相談し、原点から一度自分を見直すことで、引き続き一歩一歩、練習を積み重ねて新しい強い自分を手に入れたことをとても嬉しく思っています」などと回答した。
 だが、意外な形でケチがついた。USAトゥデイ紙によると、NBCで解説を務めたリチャーズ氏が、競技終了直後、配信サービス「Peacock」で、マイクがオンのままの状態であることを知らなかったのか、問題発言が流れたのだ。
「あれは退屈だった。凄く退屈だった。予選の方がずっと面白かった」
 具体的に木村と木俣を名指しで批判したわけではないが波紋を広げる失言だった。
 リチャーズ氏は1997年のXゲームの第1回大会の金メダリストで1998年の長野五輪にもハーブパイプで出場、Xゲームや世界選手権で数多くの金メダルを獲得したスノーボードのパイオニア的存在。NBCでは2006年のトリノ大会から解説者を務め、今回が6度目の五輪。2009年にはドキュメンタリー『Me, Myself and I』の主人公を務めた。
 SNSでは日米で「金銀取った直後に“退屈だった”はさすがに失礼すぎる」「史上最大の放送事故」などの批判や「よく言ったみんなが思っていることだった」などの賛同の声が入り乱れて大騒動となった。
 USAトゥデイ紙は「リチャーズの“ホットマイク(マイクの切り忘れ)失言”が冬季五輪に波紋」との見出しを取って、この問題を伝えた。そして同紙がNBCを通じて本人にコメントを求めたところ、自身のインスタで、この問題に関する“言い訳“を投稿した。
「大会後の“ホットマイク”の件について触れておくべきだと思った。
これは、記者に対してでも、公の場でも、言わないようなことではない。予選と、メダルを争う決勝ラウンドを見比べたうえでの、私の意見だ。私が言った言葉の中に、この大会に出場したライダー個人に関するものは一切ない。そんなことは言うまでもないと思うが、あえて言っておく。彼らはみんな最高だ」
 USAトゥデイ紙は「自身の意見を堅持しつつも、競技者たちへの敬意を表明している」と評価したが、SNSでは、様々な反応が飛び交った。 しかも日米でその意見は真っ二つに分かれた。

 

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