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アキレス腱損傷の阪神・石井大智に代わり西武の隅田知一郎が追加招集された(写真・スポーツ報知/アフロ)
アキレス腱損傷の阪神・石井大智に代わり西武の隅田知一郎が追加招集された(写真・スポーツ報知/アフロ)

阪神・石井大智の代役に西武・隅田知一郎…同タイプ“守護神”杉山一樹の招集見送りはソフトバンクのチーム事情に配慮か

 侍ジャパンは13日、阪神の石井大智(28)が左アキレス腱損傷のため辞退し、代わって西武の隅田知一郎(26)を追加招集すると発表した。石井の代役にはタイプとしてソフトバンクの“守護神”杉山一樹(28)が有力視されていたが、日本一連覇を狙うソフトバンクのチーム事情に配慮したと見られる。WBCの難しさを再認識させる交代劇となった。

 隅田は昨季10勝10敗

「点を取られない男」石井が離脱する侍ジャパンの緊急事態に追加招集されたのは西武の左腕エース隅田だった。
 隅田は球団を通じて「改めて身が引き締まる思いです。日本を代表して戦う責任と誇りを胸に、任されたポジションで自分の持ち味をしっかり発揮し、日本の勝利に貢献できるよう一球一球全力で腕を振っていきたいと思います」とコメントした。
 隅田はプロ4年目となる昨季23試合に投げ、防御率2.59、10勝10勝利の成績をマークした。井端弘和監督は、隅田を高く評価し「プレミア12」などの代表に選出していたため、当初予備ではなく正式なメンバーに選ばれるのではないかと考えられていた左腕だ。WBCでは第2先発&中継ぎとして起用されると見られている。
 石井が、11日の沖縄宜野座の紅白戦でホームのバックアップに入った際に足を痛めて担架で運ばれ、アキレス腱損傷で代表辞退を申し入れた段階で、代役の最有力は、日本一ソフトバンクの杉山と見られていた。
 こういう不測の事態に備えて予備登録メンバーに入っていたのは、杉山、隅田、楽天の藤平尚真、中日の金丸夢斗、アストロズの今井達也、ナショナルズの小笠原慎之介の6人。
 西武の平良海馬が5日の宮崎南郷キャンプで左ふくらはぎ肉離れを起こして辞退し、代わりに藤平が追加選出されていたため、残り5人の顔ぶれを見ると、タイプ的には、同じ右腕で抑えの杉山が石井の代役にはピタリと当てはまっていた。
 当初、ブルペンはパドレスの松井裕樹、ソフトバンクの松本裕樹、巨人の大勢、石井の4人で回す予定だった。藤平が加わったとはいえ、石井に替わるパワータイプの右腕は杉山だった。しかし、ソフトバンクには、松本に加えて杉山まで選ばれると困るというチーム事情があった。
 昨季の日本一を支えた勝利方程式“藤松杉”の一人である藤井皓哉が右肘の違和感でリハビリ組スタートとなっているのだ。
 ソフトバンクに詳しい評論家の池田親興さんも「すでに松本を出している上に藤井がキャンプ前に右肘のコンディション不良でリハビリ組スタートとなっている。その状況の中で、杉山まで出すとなると、開幕を勝利方程式が不在のまま迎えねばならなくなる。ソフトバンクとしては難しい決断を迫られるかもしれない」との懸念を示していた。

 

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