「本当に不公平」「五輪精神に反している」米国生まれの中国代表アイリーン・グーがフリースタイルスキーの「競技日程問題」で運営のFISを猛烈批判!
ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー女子の中国代表のアイリーン・グー(22)がビッグエア決勝とハーフパイプの公式練習の時間が重なっている日程問題に関して国際スキー・スノーボード連盟(FIS)を批判した。自身のインスタに投稿したもので、ニューヨークポストなどがこの問題を報じた。グーは米国生まれの中国代表。2019年に中国籍に変更したが、その選択に対して中国から巨額な報酬を受け取っていることが米中の両国のファンの間で批判の対象となっていた。
中国代表の選択で中国政府から巨額な報酬を受けていることが批判
怒りの告白だ。
北京五輪では中国代表としてフリースタイルスキーのビッグエア、ハーフパイプで金メダル、スロープスタイルで銀メダルを獲得し、今大会ではすでにスロープスタイルで2大会連続の銀メダルを獲得しているこの競技の第一人者であるグーが、競技日程について運営するFISにクレームをつけた。
「ハーフパイプの練習がビッグエア決勝と完全に重なっているんです。もし決勝に進めば、3時間まるごとハーフパイプ練習セッションを逃すことになります。それは本当に不公平で、私にとってはとても厳しいことです」
グーの発言も含めて、この問題を報じた米サイト「ジ・アスレチック」によると、ハーフパイプの出場選手には、19日(日本時間20日)の予選に向けて、16、17、18日と3日間、それぞれ1日3時間ずつ計3回の公式練習が用意されている。
だが、ビッグエアの決勝は、16日にあり、ハーフパイプ練習と同時間帯に実施されるため、グーはそのうち2回しか参加できない。ワールドカップでは、公式練習は2回だけだが、ライバルが3回練習できるのに1回少ないのは不利だというわけだ。
英デイリーメールによると、グーは「ハーフパイプはまったく別の競技です。短距離走とマラソンのようなもの。同じ“走る”競技でも、まったく違うスポーツなんです」と、ハーフパイクの練習の必要性を説明したという。
グーはFISに日程の調整が可能かを問い合わせたが、答えは「ノー」。
「“スノーボード選手と一緒に練習できないか”“どこかで1時間でも追加できないか、少しでも公平にできないか”と考えました。でも残念ながら無理でした。ただ“できません”と言われました。“それは不可能です”と」
グーはインスタに「今回の決定には失望しています。なぜならそれは五輪の精神に反しているように思えるからです。3種目すべてに挑戦する唯一の女性であることが“罰せられる”べきではありません。これは完全に回避できた問題です。それにもかかわらず、FISが強硬な姿勢を選んだことを悲しく思います」と投稿した。

