五輪の重圧と経験不足で最後まで戻らなかったスキップ吉村のショット成功率…1勝5敗で1次リーグ敗退が決定的
もっとも世界ランキング2位の強豪で、昨年3月の世界女子カーリング選手権で優勝したカナダにもプレッシャーはかかっていた。
金メダル候補の一角に挙げられながら、日本戦が始まる前の時点で2勝3敗と黒星が先行していただけではない。14日のスイス戦でホーマンがショット時にダブルタッチの反則を犯したとしてストーンを除去され、日本戦に先駆けて行われた第5戦は、対戦相手の中国の要請を受けて、審判団がカナダのショットを監視した。
セルフジャッジが原則となるカーリングでは異例となる状況で、カナダは10-5で中国に快勝して連敗を3で止めた。カナダメディアの『CBC』は「審判団の監視の目が向けられる中で、カナダは中国と日本に連勝して3勝3敗の五分に戻した」と報道。さらに渦中のホーマンの短いコメントを伝えている。
「私たちは目の前の試合に集中するだけです」
今大会ではカナダの男子チームにもストーンへのダブルタッチが指摘されたばかりだった。同メディアはセカンドのエマ・ミスキュー(37)が、チームの思いを代弁するように語ったコメントも伝えている。
「オリンピックではいつも何かが起きる。そして今大会ではこれが起こった。私たちは大丈夫だし、絶対に乗り越えられる。そして騒動はいずれ落ち着く」
カナダには昨年の世界女子カーリング選手権でも日本代表として出場したフォルティウスは1次リーグで2-11と大敗していた。この夜のカナダは細かいミスが目立ったものの、努めて平常心を取り戻そうと団結した強豪の前に、スコアこそ3点差ながら内容的には大差がついたと言ってもいい黒星を喫した。
残るは日本と並んで最下位のイタリアと北京大会金メダルの英国、そして世界女子カーリング選手権で銅メダルの中国。意地を見せて全勝しても統計的には上位4チームがトーナメント形式で争う準決勝以降には進めない。2大会連続でメダルを獲得し、日本を熱狂させてきたカーリングが想定外に早い終戦を迎えてしまった。

