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日本が女子団体追い抜きで銅メダルを獲得した(写真:エンリコ/アフロスポーツ)
日本が女子団体追い抜きで銅メダルを獲得した(写真:エンリコ/アフロスポーツ)

通算メダル獲得10個となった高木美帆が団体パシュート銅を「凄く誇らしい」…隊列構成を変えるメダル戦術で米国に圧勝

 ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き3位決定戦が17日(日本時間18日)、ミラノ・スピードスケート競技場で行われ、高木美帆(31、TOKIOインカラミ)、野明花菜(21、立教大学)、佐藤綾乃(29、ANA)の隊列で臨んだ日本が米国に3秒50差で圧勝して銅メダルを獲得した。直前の準決勝でオランダに惜敗した日本は堀川桃香(22、富士急)に代えて野明を投入。さらに佐藤をそれまでの2番目から最後尾に置く隊列に変えてこの種目で3大会連続、冬季五輪史上で日本勢最多となる一大会で19個目のメダルを手にした。

 

 米国をまったく寄せつけなかった。
 400mのリンクを6周、トータル2400mで争う女子団体追い抜き。約2時間前の準決勝でともに敗れていた日本と米国が対峙した3位決定戦は、200mのラップごとに日本がリードを広げる一方的な展開となった。半分の1200m時点での0秒68差を、終わったときには3秒50差にまで広げた日本が圧勝で銅メダルを獲得した。
 この種目では2018年の平昌大会の金、前回2022年の北京大会の銀に続く3大会連続のメダル獲得。3つをすべて手にしただけでなく、今大会の個人種目で獲得した1000mと500mの銅メダルを合わせて自身が持つ夏冬を通じた日本女子選手の最多獲得メダルを大台の10個に乗せた高木は、表彰式後のフラッシュインタビューで「すごく誇らしく思っています」と晴れやかな笑顔を浮かべた。
「準決勝で挑んだ結果、僅差で負けてしまったんですけど、その後も気持ちをすぐ切り替えて挑むことができましたし、その結果の銅メダルだと思っているので」
 準決勝ではスケート王国オランダに惜敗した。
 スタートから日本が先行するも、800mの時点で0秒12差と逆転される。その後も最大で0秒41差までリードを広げられながら、猛追を開始した日本は残り1周で逆転。さらに残り200mではリードを0秒18差まで広げながら、最後の200mで再逆転された。最終的なタイム差はわずか0秒11という大接戦だった。
 オランダメディアの『Algemeen Dagblad』は、この種目で4大会連続のメダル獲得を確定させた準決勝を「冷や汗ものの勝利だった」と伝えた。
「スタートから勢いよく飛び出した日本に先行されたオランダは、中盤から後半にかけて一時は逆転した。しかし、最終ラップを残して再逆転され、最後の200mでほんのわずか上回ってフィニッシュした。この種目が始まった先週末から自国の選手たちが緊張から本調子ではないと気がつき、頭を抱えていたナショナルチームのコーチ、リンチェ・リツマは決勝進出を決めて大いに安堵した。しかし、最終的には望んだ結果、2014年のソチ大会以来となる金メダルは手にできなかった」
 同メディアが報じたようにオランダは決勝でカナダに敗れた。オランダに先行される展開も想定内とばかりに慌てず、カナダは残り2周になって0秒10差で逆転。最終的には0秒97差をつけて北京大会に続く連覇を達成した。

 

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