不正投球疑惑のカナダが金メダルを獲得した(写真・AP/アフロ)
「“不正”という言葉が我々を奮い立てた」カナダが“不正投球疑惑”を乗り越えイギリスを破り金メダル…渦中の人物は「感情が先走りどれほどチームに迷惑をかけたか…」と苦悩を吐露
五輪ではOBS(五輪ブロードキャスティングサービス)のみに撮影許可が与えられているが、スウェーデンが「ダブルタッチ」の瞬間映像を捉えるためスタンドに別のカメラを配置していたというのだ。
スウェーデンサイドは「事実無根」と全面否定したが、「不正投球疑惑」を巡る騒動は泥沼化していた。
この騒動の余韻からかイギリスのボビー・ラミーがドイツ戦で、巡回審判員に「ダブルタッチ」の反則を取られる事態まであった。
カナダは1次リーグでスイス、ノルウェーに敗れたが、7勝2敗で、準決勝へ進出。ノルウェー、イギリスを撃破した。
ジャイコブズは、さらに声を大にした。
「私たちを不正者呼ばわりした人たち、ケネディや我々、カナダ、家族に否定的なことを言った人たちへ言いたい。金メダルを胸に、笑顔で抱き合い、表彰台の頂点に立つ私たちの姿を永遠にあなたたちの脳裏に焼き付いて欲しい」
12年前のソチ五輪の決勝もイギリスが相手でスキップはジェイコブズだったという。
そして渦中のケネディも取材に応じた、
「仲間の首にメダルがかかっているのを見ることは、私にとって世界そのものだ。今週チームとして何を経験したか、私がどれほど彼らに負担をかけたか、外の人には理解できないだろう」
複雑な心中を吐露した。
「感情が先走ってしまった。でも仲間を守った。それは絶対に後悔しない。前に進み、素晴らしいことを成し遂げた。弱いチームなら崩れていただろう」
勝てば官軍。
カナダが不正投球疑惑の声を金メダルという結果で封じ込めた。
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