馬場雄大の物議醸す”不可解退場”で反撃ムードもプッツン…中国に逆転負けも桶谷新ヘッドが示した”解任”されたホーバスジャパンとの違いとは?
しかし、中国に対応され、、インサイドを固められた後半は状況が一変した。
第3クオーターの立ち上がりに、西田が立て続けにターンオーバーを許したのも流れを中国に傾かせた。日本の初得点は残り4分まで待たなければいけなかった。最終的には9得点とひと桁に終わり、25得点をあげた中国に56-58と逆転された。
試合後のフラッシュインタビューに応じた桶谷HCは、第3クオーターだけで「7」を数えた日本のターンオーバーを悔やんだ。
「そこで自分たちのリズムを崩してしまって、こういうゲームになってしまったと思います。ただ、最後まで選手たちが戦ってくれているので、本当に踏ん張った部分というのをしっかりと次の韓国戦につなげていけたらと思います」
日本のフィードゴール成功率は44.67%と、中国の46.77%にわずかに及ばなかった。しかし、3Pシュートの成功率だけを比べれば、日本の19.23%に対して中国は34.62%。フリースロー(FT)のそれに至っては、55.56%に留まった日本に対して中国は74.07%を数えた。3PとFTの成功率がこの数字では、勝つのは難しい。
前半だけで11得点をあげながら、戦い方を変えてきた中国の執拗なマークにあい、後半は2得点に終わった渡邊が気持ちを新たにした。
「前半は良い入り方ができたと思うんですけど、後半は自分たちの弱さが顕著に出てしまった感じで、悔しい敗戦になりました。リズムが良いときや悪いときは40分間の中で必ず出てくるので、リズムが悪いときにどれだけ中で声を出し合って良いリズムに持っていくのか。しっかりと修正して、次の試合は絶対に勝ちます」
ホーバス前HCの実質的な解任は、NBAでプレーする八村塁(28、レイカーズ)との確執が引き金のひとつになったとされる。
桶谷体制を支えるアシスタントコーチとしてNBAウィザースでコーチ経験があり、八村も指導したライアン・リッチマン氏(36、米国、三河HC)が攻撃担当で就任。さらにNBAニックスでアシスタントコーチを務めた吉本泰輔氏(44、ナゲッツ傘下グランドラピッズ・ゴールド・アシスタントコーチ)が守備担当として脇を固める豪華な新布陣も、八村を納得させる人事だと見られている。
2月下旬にW杯予選が控えているのを承知の上で、体制刷新に踏み切った背景には桶谷体制が暫定ではなく、来夏にカタールで開催されるW杯、その先に待つ2028年のロス五輪につながる継続的な強化を見すえたからに他ならない。
W杯アジア1次予選を中国、韓国、台湾と戦う日本は上位3位までに入れば2次予選へ進出できる。すでに台湾に2勝している日本は、再び沖縄サントリーアリーナに韓国を迎える3月1日の第4戦で1次予選突破を確実にする桶谷体制初勝利を目指す。

