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今季からホンダがアストンマーティンにPU供給を行っているが開幕戦でいきなりトラブルが発生して内紛騒ぎに(写真・ロイター/アフロ)
今季からホンダがアストンマーティンにPU供給を行っているが開幕戦でいきなりトラブルが発生して内紛騒ぎに(写真・ロイター/アフロ)

「悪夢の“合体”が悪夢の事態に…」F1開幕戦でアストンマーティンが新コンビを組むホンダとPUトラブルで早くも内紛勃発?!…「優秀なスタッフが戻っていない」

 文字通りの内紛に、別の英国メディア『GP BLOG』は、アストンマーティンとホンダの関係を「悪夢のような“合体”が、最悪の事態に陥りつつある」と斬り捨てた。
「ニューウェイは『少し無力感を感じている』と途方に暮れているが、現在抱えている問題の原因は明らかにホンダにある。例えばホンダのエンジンがシャーシーに異常な振動を引き起こす問題は、ドライバーの指を含めて、あらゆるものを早く破損させる危険を生み出している。ゆえにプレシーズンテストからマシンの走行距離を制限せざるを得ず、影響は豪州GPにまで及んでいる。ニューウェイは5日の木曜日の段階で、決勝でアロンソとストロールの走行ラップ数に、上限を設けなければいけないと明かしている。異例の措置はもちろんシャーシーの振動が原因だ」
 そして今、新たな問題が頭をもたげている。同メディアはアストンマーティンチームに生じている前代未聞の事態を伝えている。
「振動によってバッテリーも故障している。1回目のフリー走行後に、ニューウェイは豪州に持ち込んだ4つのバッテリーのうち2つがすでに使用不能となったと明かした。新しいバッテリーの在庫も空輸できる見込みもなく、現在のマシンに搭載されているバッテリーが故障すればアストンマーティンはまったく走行できなくなる。しかし迅速な解決策もない。振動問題により走行周数が少なくなり、得られるデータも少なくなり、問題解決のヒントも得られにくくなる悪循環に陥っているからだ」
 午後に行われたFP2には2台とも出走した。しかし、26周の走行で1分19秒729のトップタイムをマークしたマクラーレンのオスカー・ピアストリ(豪州)と比べて、18周を走行したアロンソは4秒933差の20番手、13周のストロールは6秒087差の21番手と、ともに大差をつけられる厳しい結果に終わっている。
 F1公式サイトが伝えたフラッシュインタビューで、44歳のベテラン・アロンソは「正直、プレシーズンテストとあまり変わらない印象だった」とマシンの状態を振り返りながら、努めてポジティブな言葉を残している。
「我々はメディアが騒ぐほど悲観的ではないし、現状を認識している。チーム全員が挑戦を受け入れ、苦境を脱するためにあらゆる手を尽くしている。残念ながら技術は非常に複雑で、周囲が望むほどの進歩はすぐに見られないかもしれないが、確実に変化は起きている。それが早く反映されるのを願っている」
 1周5.278kmのコースを58周する8日の決勝へ向けて、ニューウェイ代表は5日の段階でアロンソに25周、ストロールには15周の走行上限を設けている。シャーシーの振動が深刻な神経損傷を引き起こす懸念があるからだ。
 もちろん振動が解消に向かえば問題はないし、その場合にはバッテリーの損傷も起こらないだろう。新体制で完走できるのか。それとも、過去にほとんど見られない不名誉な理由で棄権を余儀なくされるのか。今日7日にFP3と公式予選が行われる中で、アストンマーティンとホンダに残された時間はあまりにも少ない。

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