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5.2東京ドームのスーパーマッチが発表された(写真・山口裕朗)
5.2東京ドームのスーパーマッチが発表された(写真・山口裕朗)

「中谷なら井上を倒せるって『ちょっと待てよ』」で始まった運命の糸…5.2東京ドーム記者会見を読み解く「僕には判定では勝てません」「5月2日にわかります」…中谷“参謀”発言修正の謎も

 モンスターは中谷の野望をどう打ち砕くのか。
「結末は色々と想定している。触れさせないで打っていく。接近戦も、遠い距離もすべてを想定して準備している」。
 井上はハッキリとは言わなかった。
 先に仕掛けたのは中谷の“”参謀”ルディ・ヘルナンデスだった。
 リング誌に「KOはできない。勝つなら判定」と発言した。
 むしろ逆。中谷が勝つならKOしかない。会見でルディトレーナーにその真意を問う。
「確かにそうコメントした。判定であれ、KOであれ勝利するんだという意味。2人の素晴らしい才能の持ち主が歴史を作る大切な試合。何があっても言い訳はできない。最終的に潤人が輝く瞬間にいるだろう」
 その後の囲み会見ではさらにこう説明を付け加えた。
「世界最強の男に絶対にKOで勝つというのは失礼なコメント。何度かダウンをしていてアゴが弱いとか言われているが、最強だからこそ立ち上がって勝利した。だから最強。失礼がないようにコメントした。言葉は解釈が人によって違う。この試合の勝敗予想をした覚えはない」
 だが、このルディの一連のコメントの変容に井上は「(今日)修正しましたよね」と、薄笑いを浮かべた。
「ルディは策士。僕には判定では勝てませんよ」
 井上は心理戦が始まっていることを理解している。
 ただダウンシーンのない判定勝負で中谷の右手が上がることは想像できない。
 井上の後に囲み会見に応じた中谷にその井上の発言をぶつけた。
 最初は、質問の意味を取り違えていたがが、もう一度聞くと「ほんとですか?」と聞き直してアゴをあげた。
「5月2日にわかります」
 井上は公式会見の最後のメッセージで「格の違いを見せたい」と言った。
「やってきたことが違うよ」とも言った。
 中谷はその言葉をどう受け止めたかと聞かれ「5月2日にわかります」と繰り返した。
「やるべきこと、勝利するためにやることがある。それをどれだけ自分が体現できるか、いいパフォーマンスを出せるか。集中して調整していけば歴史的な戦いになる。そこを楽しみに待っていてくれれば」

 

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