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角田裕毅のレッドブル残留に新たなライバルが出現?!(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅のレッドブル残留に新たなライバルが出現?!(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

角田裕毅の来季レッドブル残留に新たなライバルが出現?!英専門メディアがセカンドシート候補にマクラーレンのリザーブ兼テストドライバーのダンが急浮上と報道

 F1のレッドブルが今季限りで契約が満了する角田裕毅(25)の後任候補としてマクラーレンのリザーブ兼テストドライバーを務めるアレクサンダー・ダン(19、アイルランド)に関心を示していると英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』が22日までに報じた。F1公式セッションデビューを果たした6月のオーストリアGPのフリー走行1回目(FP1)でいきなり4番手のタイムをマーク。底知れぬ才能をアピールした逸材が、生き残りへ向けて土俵際に立たされている角田に新たなプレッシャーを与える。

 ハジャーの快進撃が止まった影響

来季へ向けたレッドブルの新たな構想が明らかになった。
英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』が「F1デビュー前の注目すべき逸材が、角田の後任候補に浮上した」とする記事を公開。レッドブルがライバルチームのマクラーレンで今季からリザーブ兼テストドライバーを務める19歳のダンが今季限りで契約が満了する角田の後任候補の一人として急浮上していることを伝えた。
「レッドブルはマクラーレンのアレクサンダー・ダンに大きな興味を抱き始めている。19歳のダンは今季から参戦しているF2で、レッドブルが期待を寄せる18歳のアービッド・リンドブラッドを上回る成績を残している。角田の後任候補は姉妹チームのレーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーが最有力と見なされてきた。しかし、20歳のフランス人ドライバーは唯一の選択肢ではない。ハジャーが準備不足だとレッドブル側が判断すれば、ダンがダークホースとして候補に加わるだろう」
 アイルランド出身のダンがスポットライトを浴びたのは、6月末に行われた今季第11戦のオーストリアGP初日のFP1だった。
 ランド・ノリス(25、英国)に代わって出走し、F1公式セッションでデビューを果たしたダンはいきなり4番手のタイムをマーク。3番手だったマクラーレンのオスカー・ピアストリ(24、豪州)にわずか0秒069差に迫る走りを、通算13勝をあげた元F1ドライバーのデビッド・クルサード氏(54、英国)が次のように称賛した。
「非常に興奮させられた。本物の才能の持ち主だ」
 しかし、今季のコンストラクターランキングで、2位のフェラーリに大差をつけて首位を独走する強豪マクラーレンではすぐにチャンスは巡ってこない。
 今季優勝6回でドライバーズランキングの首位に立つピアストリ、同じく5回で僅差の2位につけるノリスと、マクラーレンはともに複数年契約を結んでいる。こうした状況下で、昨季マクラーレンのテストドライバーを務めたガブリエル・ボルトレート(20、ブラジル)は、今季はキック・ザウバーのルーキーとしてF1を戦っている。
 同じ状況が、2022年のF4・英国選手権で年間王者を獲得した実力が評価され、翌2023年からマクラーレンの若手ドライバー育成プログラムに加入し、11月には20歳になるダンにも起こりうると前出の『F1 OVERSTEER』は続ける。
「マクラーレンのシートに空きが生じないために、ボルトレートは退団する道を選んだ。ピアストリ及びノリスと結んでいる長期契約は、ダンにも自身の将来を再考させる可能性が十分にある。その場合には来季から新規参戦するキャデラックも興味を示している逸材の獲得へ向けて、レッドブルが動く余地を生み出すだろう」

 

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