
「最高の形でスタートできたのが良かった」大谷翔平が先頭打者アーチ&追撃2ランの驚愕2発で10ー5WCS初戦突破を牽引…「明日は(山本)由伸がいい波に乗ってくれる」
ドジャースがレッズとのワイルドカードシリーズの第1戦(日本時間1日、ドジャースタジアム)を10-5で制した。大谷翔平(31)は「1番・DH」でスタメン出場し、第1打席に先頭打者アーチをライトスタンドへ叩きこみ、6回二死一塁からは右中間へ追撃の2ラン。ポストシーズンでは、自身初となる1試合2本塁打の活躍で、2戦先勝3戦制のワイルドカードシリーズの王手に貢献した。明日1日(日本時間2日)の先発は、山本由伸(27)。以下は、中継局のNHKによるフィールド内での試合後の大谷の一問一答。
「比較的ゾーンの見極めができている」
――10ー5で初戦を制した。
「初戦を取れていいゲームだったと思う。攻撃も含めてしっかりと最後まで攻めれたのが良かった」
――第1打席は打球速度189キロの先頭打者ホームラン。
「難しいコースだったが、しっかりといいスイングができて最高の形でスタートできたのが良かった」
先発のハンター・グリーンがカウント1-2からインコースに投じた161.5キロのフォーシーム。大谷が語るような難しいボールだった。
ーー6回の2本目の2ランは飛距離138メートルの特大アーチ。
「あの球は比較的に甘めだったが、ランナーのいる場面で大きい追加点になった」
6回二死一塁で3番手のコナー・フィリップスが投じた甘いスライダーを右中間の最上段にまで運び8-0とリードを広げた。
ーーこれでレギュラーシーズンから15試合で9本塁打と好調だ。
「比較的ゾーンの見極めができている。(好調を)継続するのが難しいと思うので、明日以降またしっかりと自分の打席を送れれば、いい結果が出ると思っている」
―ーワイルドカードシリーズの勝ち抜けに王手をかけた。
「今日スネルが素晴らしいパフォーマンスで明日につなげている。(山本)由伸もいい波に乗ってくれると思っている。打線もその波にしっかり乗って、初回からしっかり攻められればいいと思っている」
先発のブレイク・スネルは、6回までレッズ打線をわずかヒット1本に抑える無失点の好投を見せた。7回に2点を失い、8回からバトンを受けて救援陣が、4四球を与えるなどピリっとせず、最終スコアは10-5となったが、チームに勢いをつけるような勝ち方だった。