• HOME
  • 記事
  • 野球
  • なぜ?今日開幕の日本Sで阪神絶対有利説が多勢を占める中で球界大御所は「4勝3敗でソフトバンク」と意外な予想
日本シリーズはパの本拠地から開幕
日本シリーズはパの本拠地から開幕

なぜ?今日開幕の日本Sで阪神絶対有利説が多勢を占める中で球界大御所は「4勝3敗でソフトバンク」と意外な予想

 いよいよ今日25日からソフトバンクと阪神の日本シリーズがパ・リーグ本拠地の福岡のみずほPayPayドームからスタートする。先発はソフトバンクが有原航平(33)で阪神が村上頌樹(27)。新庄日ハムとのクライマックスシリーズのファイナルステージを第6戦まで戦ったソフトバンクに対して阪神は無傷の3連勝で勝ち抜いてきたため、阪神有利説が多勢を占めるが、巨人OBでヤクルト、西武で監督を務めた広岡達朗氏(93)は「4勝3敗でソフトバンク」と意外な予想を立てた。その理由とは?

 新庄監督の問題発言を支持

 意外と言っていいだろう。阪神有利の予想を立てる評論家が多勢を占める中で、球界大御所の広岡氏は「ソフトバンクの4勝3敗」との予想を立てた。広岡氏は、具体的な勝敗予想はほぼしないのだが、珍しく「4勝3敗」と断言した。
 広岡氏は、まずセパのリーグ優勝チーム同士の日本シリーズとなったことに安堵した。
「圧倒的な勝ち方をした阪神が、勝率5割ギリギリのチームに万が一クライマックスシリーズで負けるようなことにでもなれば、日本選手権(シリーズ)の権威も地に落ちると少しだけ心配していた。新庄も言っていたらしいが、これが当たり前ではあるんだがな」
 2連敗から3連勝してソフトバンクを追い詰めた日ハムの新庄監督が第6戦に1-2で惜敗した後に「1位同士がいくのが日本シリーズ。2位がいくべきじゃない」と発言してSNS上で物議を醸した。広岡氏は、その新庄発言を支持。今回の日本シリーズを見る気になったという。
 少し話が遠回りしたが、広岡氏がソフトバンクの4勝3敗を主張する理由はこうだ。
「ソフトバンクはモイネロ、有原で2つ勝てる。松本、藤井、杉山のブルペン陣も、阪神の及川、石井、岩崎のブルペン陣に引けをとらない。打線が問題だが、あれだけ主軸が打てていないにもかかわらず点を取る術を知っている」
 ソフトバンクは、開幕投手の有原に続き、第2戦に中5日でモイネロを先発に立てると考えられている。モイネロは、日ハムとのCSのファイナルステージで2試合に登板して失点は1。広岡氏は、ロースコアのゲームでソフトバンクが連勝でスタートを切ると読んでいるのだ。
「対する阪神の打線は、懸念された試合勘も取り戻している。だが、その打線が有原、モイネロに抑えられると後手に回る。なぜなら村上、才木の2人に、明らかにシーズンの疲れが見えるからだ。先発の頭数で言えば、阪神が揃っていて、この後に甲子園で高橋、大竹、デュプランティエあたりが出てくるんだろうが、肝心のエース2枚の状態が、有原、モイネロに比べて状態がよくない」

 

関連記事一覧