「ドジャースなら1年だけ“仮レフト”で」村上宗隆を狙うのはド軍、マリナーズ、レッドソックスの3球団?!…5年約184億円の米予想報道も
解禁されたメジャーリーグのFA市場でヤクルトからポスティングによるメジャー挑戦を表明している村上宗隆(25)への注目が集まっている。NBCスポーツは独自ランキングの12位に評価して予想契約金を5年1億2000万ドル(約184億8000万円)と評価。ESPNは獲得予想球団としてマリナーズとドジャース、SNYはドジャースと共にレッドソックスの名前をあげた。MURAKAMI争奪戦が起こりそうだ。
「パワーは並外れている」「三振多さは懸念材料だが30本は期待できる」
 ドジャースの世界一連覇でシーズンが終わり、メジャーリーグはストーブリーグに突入した。FA資格者が公示され、ポスティングによる移籍ではあるが、メジャーではFAとしてみなされている村上にいきなり熱視線が寄せられた。
 NBCスポーツは、FA選手の100人の評価を独自ランキング。村上は12位に評価された。予想契約金は5年1億2000万ドル(約184億8000万円)という高評価だ。
 同サイトは、2022年に村上が「22歳の若さで」56本塁打のシーズン最多本塁打記録を更新し、128三振&118四球で、打率.318を残したことを紹介。「世界でもベストの選手の一人のように見えた」とした。 
 ただ「その後、彼の打率は.254に低迷し、三振率は21%から29%に上がっている。日本では打低投高の時代が続いているが、それだけが彼の空振りの多さを説明するものではない」とも付け加えこう続けた。
「彼のパワーは並外れており、MLBのボールの方が彼にとって好相性となるだろう。彼が打率.200から.220ではなく.240から.250の打者となることを望む」
 ちなみにランキング1位はドジャースが狙っているとされるカブスの外野手カイル・タッカーで、予想契約金は9年3億6000万ドル(約554億4000万円)、2位がパドレスの右腕ディラン・シーズ でこちらは7年2億1,000万ドル(約323億4000万円)、3位がドジャースを苦しめたブルージェイズの4番、ボー・ビシェットで8年2億1600万ドル(約332億6000万円)となっている。
 またスポーツ専門局「ESPN」も、注目FA選手の移籍先予想記事を掲載して村上をピックアップした。
 同局が「最も適した移籍先候補」としてあげたのが、イチロー氏が会長付特別補佐兼インストラクターを務めているマリナーズだ。
 同記事も村上のヤクルト時代の成績を紹介。
「今季は腹斜筋の負傷で一部欠場したが69試合で24本塁打を放っている」と付け加えた。
 同局も「三振の多さが懸念材料」と指摘した上で「打率は低めだが30本塁打を期待できるタイプと見られている。守備は、三塁、一塁の両方で平均以下とされているが、年齢の若さがFA市場での魅力になっている」と評価した。

