「どこに魅力を見つけたかわからない」ドジャースのユーティリティ選手2人獲得を米専門メディアが疑問視…「エドマン、キケの保険なのはわかるが問題を解決する存在にはならないかも」
ドジャースは10日(日本時間11日)元ツインズのライアン・フィッツジェラルド内野手(31)の獲得を発表、また元タイガースのアンディ・イバネス内野手(32)と契約合意に至ったと複数の米メディアが伝えた。2人は共に内野外野の複数ポジションをこなせるユーティリティプレーヤーで、オフに手術をしたトミー・エドマン(30)と再契約交渉中のキケ・ヘルナンデス(34)が開幕に間に合わない場合の“保険”とされているが、ドジャース専門メディア「ドジャース・ダイジェスト」はその獲得に疑問を呈した。
フィッツジェラルドとイバネスは共に複数ポジションを守れる
ドジャースがユーティリティプレーヤーを2人獲得した。
まずツインズの40人枠から外れたフィッツジェラルドのウェーバーによる獲得をドジャースが公式Xで発表した。フィッツジェラルドは昨年メジャー昇格したばかりで、24試合で53打席に立ち、打率.196、出塁率.302、長打率.457という成績を残し、内野の4ポジションすべてを守った。盗塁は1つだけだが、スプリントスピードは、昨季のメジャーリーガーの中で上位21%にランクされている。米サイト「トレード・ルーマーズ」は「守備範囲が広くスピードもあるため、ベンチ要員として魅力的な存在になり得る。ベテラン勢に時折休養日を与えたり、大差がついた試合で途中交代として起用したりできる。さらに代走要員として使える“足”もある。彼にはまだマイナーオプションが残っているため、シーズン中の故障者発生時に備えて単純にマイナーに待機させておくことも可能だ」と評価した。
続いてフランシス・ロメロ記者が、第1報で獲得を報じたのが、タイガースからノーテンダーとなっていたイバネスだ。
キューバ出身のイバネスはタイガースでは3年間ユーティリティ選手としてプレーし、304試合に出場、820打席に立ち打率.251、出塁率.304、長打率.392の成績を残し、前出の「トレード・ルーマーズ」によると「打撃はリーグ平均をやや下回ったものの、守備面では非常に高い汎用性を発揮し内野4ポジションすべてに加えて左右の外野も守った」という。
ドジャースは、二塁、センターを守れるエドマンが右足首の手術を受け、FAで再契約交渉中のキケも左肘手術を受けたため、開幕に間に合うかどうかは微妙。今回の補強にはその“保険”の狙いがある。さらにドジャースは、内野陣の高年齢化という問題を抱えている。
前出の「トレード・ルーマーズ」もこう指摘した。
「遊撃のムーキー・ベッツは33歳で、少し前までフルタイムの外野手だった。一塁には36歳のフレディ・フリーマン、三塁には、35歳のマックス・マンシーがいる。指名打者には大谷翔平がいるため、“休養日代わりのDH起用”という選択肢はほぼ使えない。二塁は比較的流動的でエドマン、キム・ヘソン、ミゲル・ロハス、アレックス・フリーランドが候補。ロハスは、まもなく37歳になる。エドマンは5月で31歳とそこまで高齢ではないが、足首の手術明けだ」

