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レンジャー・スアレスがレッドソックスと5年206億円の大型契約で合意(写真・AP/アフロ)
レンジャー・スアレスがレッドソックスと5年206億円の大型契約で合意(写真・AP/アフロ)

大谷翔平“斬り”の“PS職人”左腕スアレスが吉田正尚所属のレッドソックスと5年約206億円の大型契約で合意

 レッドソックスがフィリーズからFAになった左腕レンジャー・スアレス(30)と5年1億3000万ドル(約206億円)で合意した。14日(日本時間15日)、ニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者、USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者らが報じた。年俸の後払いやオプトアウト(契約破棄)、トレード拒否などの条項はないという。吉田正尚(32)が所属するレッドソックスは昨季4年ぶりのポストシーズン進出を果たしたがワイルドカードシリーズで敗退していた。先発強化が課題だったが、2年連続2桁勝利のスアレスの獲得で今オフ3人目の先発補強となった。

 今オフ3人目の先発補強でア・リーグ最強のローテーションが完成

 まだFA市場に残っていた大物先発左腕を射止めたのはレッドソックスだった。オリオールズやアストロズらとの争奪戦となっていたが、5年1億3000万ドル(約206億円)の大型契約で合意した。
 米サイト「マスライブ」のクリス・コティーロ記者によると、オプトアウト(契約破棄)やトレード拒否権などのないシンプルな契約だという。
 フィリーズで2018年にメジャーデビューしたスアレスは昨季先発左腕として26試合に登板して2年連続の2桁勝利となる12勝8敗、防御率3.20の成績を残した。昨季の地区シリーズではドジャースとの第3戦に3回からロング救援して5イニングを1失点に抑えて山本由伸に投げ勝ち、勝ち投手となった。大谷翔平との対戦では三振を含む3打数ノーヒットに抑えている。米サイト「トレード・ルーマーズ」によると、ポストシーズンで通算42回2/3を投げ、防御率1.48 という圧倒的な成績を残しており、「勝負強いポストシーズン職人」との異名を持つという。
 ただ一方で、メジャーでフルシーズンを投げ切ったことがなく、長年にわたり腰痛に繰り返し悩まされてきたため、30試合先発や160イニングの大台を達成したことはない。またフォーシームの平均球速は、2022年と2023年には時速93マイル強(約150キロ前後)を記録していたが、2024年には91.8マイル(約148キロ)に低下。さらに昨季は91.3マイル(約147キロ)まで落ち込んだ。武器であるシンカーに至っては、昨季の平均球速は90.1マイル(約145キロ)に留まっていた。
 そのため前出の「トレード・ルーマーズ」はオフの契約金予想を5年1億1500万ドル(約182億3000万円)と今回の契約より低く見積もっていた。
 レッドソックスは、昨季18勝のエース、ギャレット・クロシェットに続く、しっかりとした先発陣がブライアン・ベロくらいしかいなかったため、今オフは積極的に先発強化に動き、カージナルスとのトレードでソニー・グレイ、パイレーツとのトレードでヨハン・オビエドを獲得していた。そこにスアレスが加わり、ア・リーグで最強とも言える先発ローテーションを完成させた。

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