「言語道断の恥ずべき行為。他に波及していなければいいが」広島の羽月隆太郎容疑者“ゾンビタバコ”吸引の疑いで逮捕に球界大御所が喝!「球団の管理はどうなっていたんだ?」
広島の羽月隆太郎容疑者(25)が通称「ゾンビタバコ」と呼ばれる指定薬物を使用したとして広島県警に医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕された事件が球界に激震を与えた。各社の報道によると本人は容疑を否認しているが、広島は松田元オーナーや新井貴浩監督が謝罪し、「野球活動の停止」処分を科すことを明かした。今後の捜査の進展を見て“解雇”となると見られるが、かつて広島でコーチを務めたこともある巨人OBで、元ヤクルト、西武監督の広岡達朗氏(93)は「恥ずべき行為」と激怒し「他に波及していなければいいが」との懸念を示した。広島の管理体制を問うと同時に球界全体で再発防止に向けて風紀、モラルを引き締める必要があることを訴えた。
本人否認も指定薬物の陽性反応と家宅捜査で吸引道具も押収
球界に激震が走った。
プロ7年目の昨季は74試合に出場し、打率。295、17盗塁のキャリアハイの数字を残した“足のスペシャリスト”羽月が通称「ゾンビタバコ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を摂取した疑いで逮捕されたのだ。使用したと見られるのは12月16日で一緒にいた人物に通報されて広島県警に任意同行。尿検査を行ったところ「エトミデート」の陽性反応が見られた。
エトミデートは、いわゆる違法ドラッグの一種で、ハイになり、過剰摂取で手足がけいれんしたりするため、その様子がゾンビに似ていて「ゾンビタバコ」と呼ばれる。昨年5月に指定薬物として規制の対象となった。
だが、羽月は任意同行後にすぐには逮捕されず、クリスマスイベントに参加、年明けの1月5日から22日までは鹿児島・種子島でWBCの侍ジャパン代表に選ばれているソフトバンクの周東の自主トレに参加していた。広島に帰った後も、大野の室内練習場で自主トレを続けており、逮捕された27日も練習後だった。
本人は容疑を否認しているが、家宅捜査では、吸引道具なども押収された。球団は即座に「野球活動停止」の処分を科した。今後の捜査の推移を見守った上で契約解除になると見られる。各社の報道によると松田オーナーがファンや関係者に謝罪。新井監督の球団を通じて「監督として大変重く受け止めております。関係者の皆さま、そして日頃からより応援してくださっているファンの皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたこチームの一員として自覚を欠いた行動であり、非常に残念な気持ちです。チームとしてもこの事態を真摯に受け止め、再発防止に向けて指導を徹底してまいります」とコメントした。
広島の呉生まれ、広島県立呉三津田高出身で、かつて広島の内野守備コーチを務めた経験もある広岡氏は、特別な思い入れのあるカープに起きた事件だけに看過できなかった。
「薬物だけはいかん。芸能界ではよく聞くが、清原の事件以来、野球界ではそうはなかった事件だけに私もショックだ。言語道断。恥ずべき行為だ。広島は練習や規律も厳しく管理の行き届いている球団だと思っていたが、いったいどんな管理をしていたのか。12月に警察に事情聴取されたことも知らかったそうじゃないか。羽月は足が速く、1試合で3盗塁をした印象も残っている。カープを象徴するような選手だった。しかし、髪の毛をなんか金やら銀やらに染め始めた頃から、何かおかしいなと感じていた。そこまで規制することは今の時代に反しているのかもしれないが、そもそもそういうことを許していることが、今回の不祥事につながったのかもしれん」

