ミラノ五輪で衝撃の不正疑惑!スキージャンプでスーツ検査を有利に運ぶため男性の“あそこ”をヒアルロン酸注入で巨大化する工作が…WADAがドーピング検査の徹底を約束
ミラノ・コルティナ冬季五輪のスキージャンプ競技のスタートを前に男性の“あそこ”へのヒアルロン酸注射で着用するスーツ検査を有利に運ぼうとする不正疑惑が話題となっている。英ガーディアン紙は、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)がその問題の調査に乗り出すことを報じた。ジャンプは着用するスーツの規定が厳格でそのベースとなる体のサイズを測定時に少しでも大きくしようとするための不正疑惑だ。
北京五輪では高梨がスーツ規則違反で失格
勝つためにはそこまでやるのか。
ドイツのビルト紙が1月上旬に「ウォーターゲート事件」ならぬ「ペニスゲート事件」として第一報を報じた疑惑だ。
ジャンプスーツの測定を受ける際に体の最低点(股間の位置)から3Dボディスキャンするというルールを逆手に取り「一部の選手は男性器にヒアルロン酸を注入したり、下着に粘土を詰めたりして一時的に測定値を大きくし競技時にスーツが緩くなるようにしている」と暴露したのだ。
同紙の取材に医師のカムラン・カリム氏は「パラフィンやヒアルロン酸を注入することで、陰茎を一時的に“太く見せる”ことは可能。ただし、そのような注射は医学的に必要な処置ではなく、リスクを伴う」と説明している。
ジャンプスーツは大きければ大きいほど空気抵抗を受けて飛距離が伸びるとされている。科学ジャーナル誌「フロンティアーズ」に掲載された研究によると、スーツの円周が2センチ大きくなれば、ジャンプの距離が5.8メートル伸びるという。
公平を期すためFISは、競技規則で厳格にスーツの規格を定めている。男子は体の周径に対し、スーツ周径は 2センチから4センチ の範囲に収めなければいけない。下半身はスーツの股間縫い目の交点がスーツの最下点であることかつ、前後方向の中央にあり、左右それぞれ最大2センチまでのズレしか認めない。こういった測定は3Dボディスキャンによって行われているが、測定時に股間部分を大きくしておけば、ジャンプスーツにゆとりを持たせることができ、空気抵抗の増す大きめのスーツを使用できる。
疑惑のきっかけとなったのは、2025年2月にノルウェーで開催された世界選手権で、ノルウェーの北京五輪男子ラージヒル金メダルストのマリウス・リンヴィクと、平昌五輪で団体金、男子ノーマルヒル銀メダリストのヨハン・アンドレ・フォルファンの2人がスーツの股間の縫い目を調整していたことが発覚して3か月の出場停止処分を受けたことだ。これに関してノルウェーのヘッドコーチ、マグヌス・ブレビク、アシスタントコーチのトーマス・ロッベン、そしてチームスタッフのエイドリアン・リヴェルテンも関与したとして18か月の資格停止処分を受けた。

