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4度目の五輪となる高梨沙羅はメダルを獲れるのか?(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
4度目の五輪となる高梨沙羅はメダルを獲れるのか?(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

本日深夜に朗報か…4度目五輪の高梨沙羅はメダルに届くのか…北京五輪のリベンジ誓うも筋力低下の影響とスキルアップのジレンマ

 ミラノ・コルティナ冬季五輪のスキージャンプ競技は日本時間8日の女子ノーマルヒルからスタートする。注目は4大会連続出場となる高梨沙羅(29、クラレ)だ。2022年の北京五輪では混合団体でスーツの規定違反で失格となり涙を流した。その雪辱を果たしにきた今大会。勝負のノーマルヒルで高梨は2018年の平昌以来のメダルを手にできるのか。

 「楽しみたいテレマークのスキルアップ

 覚悟はできている。
「気持ち的に自分に負けないでミラノ・コルティナ冬季五輪では自分に期待して挑んでみたい」
 1918年の平昌五輪女子ノーマルヒルで銅メダルを獲得した高梨にとって4度目の五輪。
 現地での公式練習後には「今までは楽しめていなかった。今回は楽しみたい」との心境を明かした。
 4年前の北京五輪の混合団体の女子ノーマルヒルで1回目に暫定首位に立つジャンプを見せたが、スーツの規則違反で失格となりメダルを逃した。責任感が強い高梨は同僚3人に対して「ごめんなさい」と謝り、涙に暮れた。今大会は4年待ったリベンジ機会。しかし悲壮感はない。
 今季はW杯での最高成績は4位。一度も表彰台に上がれなかった。だが、10代の頃から女子ジャンプ界を牽引、W杯通算63勝を誇る高梨には、選りすぐりのテクニックと勝負勘がある。
 3年前から欧州スロベニアのプラニツァに移り住んでヤンコ・ツビッター(オーストリア出身)に指導を受けてきた。ツビッター氏はカナダ女子チームのヘッドコーチでもあるため当地で合宿を組む北京五輪混合団体の銅メダリストであるアビゲイル・ストレイト、アレクサンドリア・ルティットらと互いに刺激を受けてきた。アビゲイルは「一緒に合宿をして思うのは沙羅が私達の参考になる繊細な飛び出しの技術を持っていること」と高梨のテクニックを称賛している。
 テレマークの着地姿勢がジャッジから不完全と捉えられる場合がしばしば見られた。その苦慮したテレマークの改善に取り組んできた。的確で丁寧なテレマーク姿勢を意識してきた。
「夏の大会から変わったのは踏み切りの角度。それにも練習の2本目で対応できました」
 夏場の大会で転倒と膝のケガにでサッツ角度の変更を試みた。-0.5度踏み切りの角度を下げた。飛距離は伸びないが着地の衝撃を和らげるようになった。課題のテレマークを意識した微修正だ。
 一方で、29歳のいう年齢の壁もあるのだろう。高梨は明らかに筋力が落ちている。彼女の長所でもあった空中の良い風を一瞬にしてつかむ力とそれを味方にして飛距離を伸ばそう突き進むパワーと迫力に陰りが見られる。瞬発力も然り、空中の勢いとスピードに欠けるようなジャンプもあった。過去に痛めた膝への不安もあるのかもしれない。

 

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