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中日の岩嵜翔のオリックスへの金銭トレードが発表(写真・黒田史夫)
中日の岩嵜翔のオリックスへの金銭トレードが発表(写真・黒田史夫)

中日がオリックスに金銭で放出した岩嵜翔の“温情トレード”は正解なのか?

 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の1人は、「まだ90試合以上、ペナントレースが残っている。投手は、消耗品で故障リスクがあるため、中継ぎも含めて1人でも多くいる方がいい。しかも、今は連投させないので人数が必要。確かに今の中日では余剰戦力かもしれないが、先のことを考えると、交換要員のない放出に疑問は残る。おまけに5位のチームだ。もう少し粘って交換要員を引き出すべきだったのかもしれない」という意見。
 ただ一方で、「出場機会のない選手にチャンスを与えるトレードに踏み切ったのは素晴らしい英断とも評価できる。現役ドラフトで輝きを見せる選手が出てきたように球界全体の活性化は必要」とも評価した。
 岩嵜は球団を通じて「中日ドラゴンズでは3年半という間でしたが、ファンのみなさんに応援していただきありがとうございました。ドラゴンズでは来て早々に怪我をしてしまい、約2年半チームに貢献できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。怪我から復帰してからは、日々みなさんのありがたい声援のおかげで頑張ることができました。新天地での活躍が恩返しになると思いますので、チームは違いますが、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」とコメントしている。
 まず岩嵜が新天地で結果を残すことが温情トレードの成否の答えになるのだろう。

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