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井上尚弥は9月14日に日本でWBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフと対戦することが決定(写真・山口裕朗/AP/アフロ)
井上尚弥は9月14日に日本でWBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフと対戦することが決定(写真・山口裕朗/AP/アフロ)

井上尚弥が9月14日に日本でWBA暫定王者“最強挑戦者”アフマダリエフと対戦決定!プロモーターのエディ・ハーン代表がXで「ついに契約が完了した」と報告

 アフマダリエフは、リオ五輪銅メダリストで14戦13勝(10KO)1敗の戦績を持つ強打のサウスポー。2021年にはIBFの統一戦で岩佐亮佑に5回TKO勝利するなど無敗だったが2023年4月にタパレスに1-2の判定で敗れ、2つのベルトを失った。WBAは、アフマダリエフとタパレスとの再戦を指令していたが、井上とタパレスの統一戦が優先された。アフマダリエフはその10日前にWBA挑戦者決定戦でケビン・ゴンザレス(メキシコ)に8回TKO勝利してモンスターへの指名挑戦権を獲得。さらに昨年12月にリカルド・エスピノサ(メキシコ)を3回TKOで沈めてWBAの暫定王座を獲得している。
「井上は偉大なファイターだ。彼の技術、パワー、スピード、どれほど頭が良いかを疑ったことはない。でもオレは彼に押し負けるような選手じゃない。彼は(真の)122ポンド(スーパーバンタム級)の選手と対戦したことがあるのか。ないと思う。彼は108ポンド(ライトフライ級)、112ポンド(フライ級)、115ポンド(スーパーフライ級)と階級を上げてきた選手たちと戦ってきた。オレは(真の)122ポンドの選手だ。オレは彼が対戦した誰よりも強い。肉体的にも今が全盛期だ。素晴らしいアゴがある(打たれ強いの意味)。スピードもある。オレのスキルには幅がある。もしチャンスが巡ってきて、この試合が実現したら、自分の実力を世界に示すためにベストを尽くす」 
 アフマダリエフは以前ボクシング・シーンの取材にこう答えていた。
 井上が求めている「ヒリヒリした戦い」がそこに待ち受けているが、その前に“新聖地”T-モバイルアリーナのメインを任されたカルデナスとの防衛戦をクリアしなければならない。カルデナスとアフマダリエフは、トレーナーと米国でのトレーニング場所が同じ。ある意味、アフマダリエフとの“前哨戦”のような意味あいもあり、何をしてくるか不気味だ。
 井上は4月30日(日本時間1日)、ラスベガス入りして以来、ずっとトレーニングを続けてきたトップランクジムでの最終調整を打ち上げた。ジムの前には、2日続けて、井上のサインをもらいに駆けつけたファンの出待ちの長蛇の列があった。
 大橋会長によると、「『今日はもう試合前なので』と(サインを)お断りしていましたが、本人が『せっかく待っていてくれてるので』と対応しました。そして歓声が上がりました」と、井上は“神対応”をしたという。

 

出待ちのファンに神対応(写真提供・大橋ジム)

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