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森保ジャパンはメンバーを大きく入れ替えMF平河悠らが代表デビューしたが豪州に敗れる(写真・AP/アフロ)
森保ジャパンはメンバーを大きく入れ替えMF平河悠らが代表デビューしたが豪州に敗れる(写真・AP/アフロ)

「日本よ。恥を知れ」SNSで海外ファンが批判!森保ジャパンが若手主体の“Bチーム”で豪州に敗れたためインドネシアやサウジアラビアのW杯予選突破に影響を与える

 キャプテンのMF遠藤航(32、リバプール)やMF久保建英(24、レアル・ソシエダ)は招集されたものの、豪州戦ではベンチスタートだった。結果として、サウジアラビア戦の先発から入れ替わったのは実に10人。平河やMF俵積田(たわらつみだ)晃太(21、FC東京)の初招集勢だけでなく、DF関根大輝(22、スタッド・ランス)やMF鈴木唯人(23、ブレンビー)も代表初先発だった。
ただ一人、サウジアラビアから続けて先発して、ゲームキャプテンを担ったMF鎌田大地(28、クリスタル・パレス)が振り返る。
「試合前に『負けることだけは、とにかくなくそう』とみんなで話していた」
 対する豪州は、負けない試合展開を徹底してきた。
 キックオフ前の時点で、勝ち点13の豪州はW杯出場権を自動的に獲得できる2位につけていた。3位で追ってくるサウジアラビアとの勝ち点差は3ポイント。最低でも日本と引き分ければ、10日に敵地ジッダで待つサウジアラビアとの最終戦で引き分ければ、北中米大会行きを決められる状況になった。
 5万7226人で埋まったパース・スタジアムで、勝利を後押しする大声援を受け続けても自陣にブロックを敷く戦いを選んだ。日本が後半途中に久保、通算8ゴールのMF中村敬斗(24、スタッド・ランス)、ブンデスリーガで11ゴールをあげたFW町野修斗(25、ホルシュタイン・キール)を投入しても必死に耐え続けた。
 そして、チャンスを得れば一気呵成に攻め込む、というプランも実践した。途中出場のDF瀬古歩夢(24、グラスホッパー)の緩慢な守備からつかんだ得点機をベヒッチが見逃さず、6大会連続7度目のW杯出場へ王手をかけた。
 若手の積極起用や、あるいは新戦力のテストといえば聞こえはいい。しかし、約1年後に開幕する本大会を見すえるのであれば、これまでの森保ジャパンの戦いを熟知する選手たちと、ピッチ上で共存させなければおそらく効果を生み出さない。
 森保監督自身をして「経験値が低い」と言わしめた選手たちをポンと送り出し、鎌田一人にコントロールを委ねたのであれば、その時点でテストの意味をなさない。表現は悪くなるかもしれないが、他チームにとってはW杯出場がかかる公式戦へ、“Bチーム”を送り込んだと見られてもしかたがない。

 

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