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大谷翔平が元阪神のスアレスから"報復死球"受けるも神対応で乱闘を回避(写真・AP/アフロ)
大谷翔平が元阪神のスアレスから"報復死球"受けるも神対応で乱闘を回避(写真・AP/アフロ)

「平和の使者として品格示す」「トラブル時に味方でいて欲しい男」報復死球も乱闘危機を食い止めた大谷翔平の神対応を米メディアが絶賛…ロバーツ監督は元阪神スアレスを「意図的だ」と批判

 米メディアは大乱闘を回避させた大谷の神対応を絶賛した。
 スポーツイラストレイテッド誌は「ドジャースとパドレスの白熱したゲームの中で大谷は平和の使者としての品格を示した」とのタイトルを取った記事を掲載した。
「パドレスは、スアレスが大谷の肩にカウント3―0から速球を食らわせ、ちょっとしたリベンジを果たした。しかし、事態はエスカレートし続けなかった。大谷が状況をコントロールし、みんなを少し落ち着かせた。全員が走り出してパドレスと2度目の対決をしようと身構えていたダグアウトのチームメイトを制止して、一塁に進んだ後には、大谷はパドレスのダグアウトに少し歩いて耳を傾けようとする人々に話しかけた。アナウンサーたちは、大谷のスポーツマンシップの発揮に圧倒された。大谷の非常に上品な動きは、この戦いに決定的なインパクトを与えた」
 さらに「大谷が何を言ったかは分からないが、トラブルが起こりそうな時、どちらに転んでも味方にいて欲しい男だ」との称賛の言葉を送った。
 米スポーツサイト「アウトキック」も「ナイスガイの大谷が乱闘を止める」との見出しを取り、「メジャーリーグのスターの二刀流選手は、ドジャースのチームメイトがダグアウトの手すりを飛び越えてパドレスと再び対決することを止めた後にピースメーカー(平和の使者)としてプレーした」と称賛した。
「大谷がスアレスに100マイルの速球を背中にぶつけられた時、スタジアムはブーイングに包まれ、両チームが再びダグアウトの手すりを飛び越えて、NFLのキックオフのように突撃する準備ができていたが、大谷はすぐにドジャースの騎兵隊を食い止めた。それでも足りないという方のために翔平は、パドレスのダグアウトに話しかけた」
 そう伝え、テレビのコメンテーターの「彼は、パドレスのダグアウトに行って『これはまずいよな』と話しているんだ。この姿を見た人たちは『大谷翔平がどれほど違う選手か』を説明するために長い時間語り尽くすだろう」とのコメントを紹介した。
 またファンがSNSに書き込んだ「ドジャースは嫌いだけど、翔平は特別だ。彼は一流の男でおそらく私たちが今まで見た中で最高の選手だ」との投稿も紹介している。
 ただESPNによると、試合終了直後の時点で、右手首に死球を受けたタティスのレントゲン検査の結果が、「異常なし」とは出ておらず、チームリーダーのマニー・マチャドが「ドジャースは、タティスのために小さなろうそくを立てる(無事を祈る)必要がある」と警告を発し、シルト監督も「意図的だったかどうかは別としてもう十分だ。現在レントゲン検査を受けている選手は、このスポーツで最も優れた選手の一人で幸いなことに私たちのチームに所属している。その選手が攻撃を受けているんだ。わかったか?」と怒りを収めておらず、両チームの遺恨は残ったまま。両チームの次の対戦は8月15日からのドジャースタジアムでの3連戦となっている。

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