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2戦連続で救援失敗していた巨人のライデル・マルティネスが3人ピシャリで27セーブ目(資料写真・スポーツ報知/アフロ)
2戦連続で救援失敗していた巨人のライデル・マルティネスが3人ピシャリで27セーブ目(資料写真・スポーツ報知/アフロ)

“失意”の巨人マルティネスは本当にもう大丈夫なのか?「変化球の精度と抜け球に懸念」丸、坂本のベテラン勢の活躍で横浜DeNAとの延長戦を制して絶対的守護神が27セーブ目をマーク

 だが、マルティネスは、先頭の桑原を153キロのストレートでセカンドゴロ、佐野を155キロのストレートで三塁ファウルフライ、牧も151キロのストレートをインハイに投じて三塁フライ。3人でシャットアウトして満点の回答を示した。
 “ライマル神話”が再始動したのか。
 現役時代にタイトルの獲得経験がある評論家の一人は「まだ完璧ではない」という見方をした。
「桑原、佐野への初球ストレート、牧の初球のスプリットのすべてが高めに抜けてしまっていた。佐野には、3球目にチェンジアップを投げたが、これもど真ん中の失投。中日戦では、細川にスプリットの抜け球を本塁打にされたが、変化球の精度はまだ本来のライデルのそれではない。ここまでの疲れと膝に打球を当てた影響もあるんだと思う。ストレートだけで十分押し込めるが、まだしばらくは無双というわけではない」
 この日は、大勢、田中瑛、中川、石川、マルティネスの5人がノーヒットリレー。岡本の離脱以来、課題の打線に光明が見えない現状では、盤石のブルペンを構築することが、阪神追撃の最低条件だろう。今日12日の先発は今季5勝0敗と負けなしで防御率0.82のグリフィン。絶対に落とせないゲームだ。

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