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揺れる不振の角田裕毅の去就は?(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
揺れる不振の角田裕毅の去就は?(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「改善しなければ長くはチームにいられない」元レッドブル幹部が低迷続く角田裕毅の途中解雇の可能性に言及…“盟友”ガスリーは「何かが噛み合っていない」とエール

 その中で、2021年、2022年とアルファタウリでチームメイトだった“盟友”ガスリーは、角田の現状を「明らかに今のところ角田は何かが噛み合っていない」と認めつつも、「友人として、何とかうまくいってほしいと願っているよ。今のF1グリッドのレベルは本当に高いからね」と、不振脱却にエールを送った。オランダの専門サイト「GPブログ」が伝えたもの。
 ガスリーも、エースのマックス・フェルスタッペンのセカンドドライバーとしてレッドブルに抜擢された2019年のサマーブレイク中に姉妹チームのトロロッソのアレクサンダー・アルボンと途中交代させられた苦い経験を持つ。ガスリーもまたフェルスタッペン仕様のマシンに適応できなかった。
「正直なところ、2台目のマシンに関しては、僕たちはみんな同じ扱いを受けているように見られている。でも、僕にとっては、アレックス(アルボン)や(昨年オフに解雇されたセルジオ)ペレスの時と比べると状況は違っていた。これについてあまり詳しくは言わないけどね」
 これまでフェルスタッペンと組むセカンドドライバーは6人も交代した。
 ドライバーズ選手権で4連覇しているフェルスタッペンに誰も追いつけなかった。しかも角田のレッドブル昇格後の成績はレーシングブルズのハジャーや降格したローソンより悪い。
 それを踏まえてガスリーが言う。
「みんなは(角田が)何をできるかは分かっているはずだが、それがうまくいっていないように見える」
 サマーブレイク中に角田はスポーツ心理学の専門家をつけてメンタルの向上に取り組んでいるとされる。残り12戦。サマーブレイク中の解雇の危機は乗り越えられたとしてもまずは25日開幕のベルギーGPで不振脱却の糸口をつかまねば、いつ途中解雇の憂き目にあってもおかしくない。

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