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大谷翔平が古巣のエンゼルス戦でまさかのトリプルプレー(写真・AP/アフロ)
大谷翔平が古巣のエンゼルス戦でまさかのトリプルプレー(写真・AP/アフロ)

「大谷翔平を怒らせてしまったかも」美技で二刀流スター呆然の“三重殺”を成立させたエンゼルス遊撃手ネトが今日14日の先発を前に「この喜びは数時間だけ」と“倍返し”に戦々恐々?!

 だが、大谷は、そのトリプルプレーの屈辱に甘んじてはいなかった。結果で返した。
 5-5のまま迎えた9回だ。先頭打者だった大谷は、元ドジャースで、通算469セーブをあげ、ここまで21試合連続自責点無しだった37歳にして絶対守護神であるケンリ―・ジャンセンのカットボールをライトスタンドに叩き込んだ。4試合連続の43号勝ち越しアーチ。フィリーズのカイル・シュワバーを抜きナ・リーグの本塁打争いで再びトップに立つ価値ある一発だった。
 ここまでは7打数ノーヒットに抑えていたジャンセンも大谷に脱帽だった。
「彼は野球界で最高のバッターの1人だ。私がミスをして彼はそれを見逃さなかった。彼へ投げることはまるで火遊びみたいなもので、常に危険と隣り合わせなんだ」
 そう称えた。
 だが、ドジャースはこの1点を守りきれず、その上、アレックス・ベシアが同点に追いつかれ、結局、無死二塁から始まるタイブレークの延長戦に突入して、延長10回にサヨナラ負けを喫した。終わってみれば大谷のトリプルプレーの無得点が響いたことになる。
 ドジャースは連敗、対エンゼルス戦は昨季からまさかの6連敗となった。
 ただESPNによると、ヒーローのネトは、こんなコメントを残している。
「トリプルプレーで彼(大谷)を怒らせてしまったのかもしれないね。まあいいさ。明日は投手として対戦するんだから。この喜びは、あと数時間だけ味わって明日に備えるよ」
 今日13日(14日)の「フリーウエイシリーズ」の第3戦には、大谷がリアル二刀流で復帰後9試合目となる先発マウンドに立つ。移籍後古巣に登板するのは初。4イニングの予定で、ネトは、大谷がトリプルプレーの怒りを胸に投手として“倍返し”してくることに戦々恐々としているようだった。チームの連敗ストップに大谷が投打でどんな活躍を見せるか楽しみである。

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